ケリー・ジョーダン、キャロライナ・クラッシュでトップ12入り
ポストスポーン、ブルーバックへリング、
そしてトップウォーター無効でタフコンディションに



 
Tournament Standings
 
Pl.
 
Team Lucky Craft
 
07
 
Kelly Jordon
 
22
 
Skeet Reese
 
23
 
Casey Ashley
 
73
 
Takahiro Omori
 
105
 
Gerald Swindle

サウスキャロライナ州コロンビア(2008年5月20日)

6名のラッキークラフトプロ達がBASSエリートシリーズ第6戦の行われるサウスキャロライナ州レイク・マーレーに集った。

       
Tour Recap -
Skeet Reese
  Live Pointer -
Gerald Swindle
Waketail -
Gerald Swindle
Tour Recap -
Takahiro Omori
Tour Recap -
Casey Ashley
03:04
 
00:52
01:00
03:12
04:21
>>>ケリー・ジョーダン
 
5万エーカー以上の水域を誇るレイク・マーレーではビッグフィッシュが山ほどいるだろうと思われるかもしれないが、今年のキャロライナ・クラッシュでは、みんなにそれが当てはまったわけではなかった。サウスキャロライナ州の湖でメインの餌となるのはブルーバックへリングだが、この試合ではバスがどんなパターンにいるのか見つけることができなかったエリートプロもいた。しかしラッキークラフトプロのケリー・ジョーダンはタフなバスをキャッチするのに必要な道具をタックルボックスから見つけ出すことが出来た。

ジョーダンもこの試合がどうなるのかを予測していたが、その知識を生かすことが出来たのは彼を含む少数のアングラーだけだった。

「ブルーバックへリングの湖だと言うことは分かっていた。水温は上がってきていたし、魚は岬や馬の背についていた。ブルーバックへリングはそういう場所でスポーンするから、バスもそれについて行く。普通それならトップウォーターが効くはずだけど、なぜか今回はそれ程じゃなかった。」

プラクティス初日はトップウォーターが効いていて、ラッキークラフト・ガンフィッシュで釣れたとジョーダン。しかしメインパターンは、朝からラッキークラフト・サミーガンフィッシュ、日中はソフトジャークベイトに変え、それをジグ、シェーキーヘッド、ドロップショットでフォローするというものだった。

「こういうブルーバックヘリングの湖でやれることは3つある。ヘリングのパターンは午前10時までには終わってしまうから、それをバックアップしなくちゃいけない。10時半か11時以降に釣れたらラッキーで、ヘリングのパターンは無くなってしまう。こういうタイプの湖にいるバスはこの時季、普通のバスと同じじゃない。ヘリングから欲しいものを手に入れたら、フィーディングを止めてしまう。何もバイトしないんだ。バスは見えるのに釣れない。だから難しいんだ。」

   

不利な状況だったが、ジョーダンは初日17ポンド13オンス、2日目12ポンド5オンスを釣り、トップ50内にのし上がった。彼はトップウォーターで魚を見つけた後、ソフトジャークベイトをメインに釣った。

「メインレイクの岬、馬の背、シャローのサンドバーを釣っていた。分かり易い場所のように聞こえるし、実際そうだけれど、本当のキーはバスがついている、そういうエリアを探すことだった。魚がついていない岬や馬の背もたくさんあるからね。僕はプラクティスで5ポンドフィッシュのスクールを見つけることが出来たから、朝一からそこに行ったんだ。それで初日の17ポンド以上のウェイトが出た。」

   

必然的にジョーダンはトップ50入りし3日目に駒を進めたが、13ポンド10オンスしかウェイイン出来なかった。このウェイトでトップ12に残れるのか、ジョーダンは不安だったが、最終日へと進むことが出来、これまでと同じ釣り方で17ポンド12オンスをウェイイン。4日間のトータルウェイト61ポンド8オンスで9位入賞を果たした。

 
次にエリートシリーズのプロ達を待っているのはアラバマ州レイク・ウィーラーで、ジョーダンはとてもいい試合になるだろうと考えている。

「ウィーラーではトップウォーターが効くはずだけど、今回はどちらかというと、キャロライナリグかテキサスリグの試合になるかもしれない。僕はクランクベイト、特にラッキークラフト・フラットCB D-20で釣りたいと思ってるんだ。レッジやかけ上がりにいると思うけれど、実際どの水深にいるかは行ってみないと分からない。」

   
>>>スキート・リース
 
22位でフィニッシュしたスキート・リースは、3日間のトータルウェイト39ポンド9オンスをウェイイン。彼はプラクティス中に走り回り、湖を見て回り、そしてクラークスヒルでの知識をレイク・マーレーに応用して、1つのパターンを見つけた。

「シャローフラットにある岬をたくさん回って魚のスクールを探した。ここはクラークスヒルよりも魚は多い。風の無い日にはトローリングモーターで岬巡りをした。釣りもせずに、スクールを見つけたら、GPSにマークして次に進む。試合ではそのマークしたスポットに走ったけれど、日によって違った。」

3日目は無風だったため、リースはスローな釣りをしなければならず、ウェイインした全ての魚はドロップショットで釣ったものだった。2日前はもう少し風があったため他の釣り方でも少しは釣れたが、多くは無かった。

 

「2日目に1匹、ラッキークラフト・サミー100(MSアメリカンシャッド)で釣ったけれど、ほとんどの魚はスイムベイトとドロップショットで釣った。色々な釣り方を試したけれど、あまり魚は興味を示さなかった。」


リースは他のアングラー達同様、次からの試合では状況が変わると分かっている。レイク・ウィーラーも大きく違うだろうとリースは考える。

   

 

「レイク・ウィーラーではビッグウェイトが出るとは思っていない。1日10ポンドキャッチすれば、上位にいける。12ポンドは超ビッグウェイトだ。リミットを釣って7~9ポンドという人も多いはずだ。今は何がキーになるか分からないけれど、クランクベイトがいいかもしれない。レッジを釣ることが出来るなら、ラッキークラフト・フラットCB D-20がとてもいいんじゃないかな。」


   
>>>ケーシー・アシュリー
 
ケーシー・アシュリーは3日間のトータルウェイト39ポンド7オンスと、23位でフィニッシュした。プラクティス初日は素晴らしく、アシュリーはレイク・マーレー戦はいい成績が出せると思った。

「プラクティスは本当に良かった。プラクティス初日はトップウォーターで30バイトぐらいあったと思う。その日は25~26ポンド釣れたんじゃないかな。2日目のプラクティスは今日(3日目)と同じ様なベタ凪で快晴だった。その日のプラクティスではトップウォーターで1匹も釣れなかったから、試合でもベタ凪ならトップウォーターで釣れないだろうと分かっていた。魚へのプレッシャーが高くなってしまったんだと思う。」

試合の3日間、アシュリーのトップウォーターのパターンは効かなかった。3日目、ラッキークラフト・ガンフィッシュ115(MSアメリカンシャッド)で2バイトしかなかったアシュリーは、ドロップショットとシェーキーヘッドに変えた。

 

「この試合はジグでほとんど釣ったけれど、今日(3日目)はバイトも無かった。今日は7バイトしかなくて、その内1匹はキーパーじゃなかった。本当にタフな日だった。」

彼はダムからドレアリー・アイランドまで、湖中を回った。湖の両端を釣り、1日30ガロン近く使った。必死に戦った末にトップ12入りできなかったことにがっかりしたアシュリーだが、それでも文句は言えないと言う。

「月曜日最初にプラクティスに出た時には、上位を狙えると思った。でも、ここはクラークスヒルとは別物だと僕は思う。ここは地図で見ると大きく見えるけれど、実際みんなが湖に出ると、みんな同じ場所を見つけて釣る。それで今回もバイトしなくなってしまった。」

   

   
>>>大森貴洋
 
大森貴洋はタフな試合だったと話す。大森もチームメイトのストーン同様、ポストスポーンの魚に手を焼いた。

ラッキークラフト・サミーがプラクティスではキーだったけれど、試合ではバイトが来なかった。トップウォーター・バイトが消えてしまったんだ。多分多くの人が僕と同じ様に岬巡りをしていて、それでプレッシャーが高くなったんだと思う。バイトしなくなってしまった。」

大森はメジャーなクリークの岬に、ヤマセンコーやラッキークラフト・スレンダーポインター97(MSアメリカンシャッド)等の、使うつもりはなかったルアーを投げた。

「使おうと思っていたルアーでは釣れなかった。とてもタフになったから、僕は色々なルアーを試した。でも他は何も効かなかった。」

大森は2日間のトータルウェイト20ポンド2オンスを釣り、73位でフィニッシュした。彼は休養して、この試合のことは忘れてレイク・ウィーラーに向かうのを楽しみにしている。

「ウィーラーでは何試合もやったことがある。3月にFLWシリーズ戦で釣ったばかりで、成績も良かった。次はまた違った釣りになるから、取り敢えず家に帰って、頭の中をリフレッシュさせて、ポジティブな姿勢をキープするつもりだ。アラバマに行くのが楽しみだ。」

   

   
>>>ジェラルド・スウィンドル
 
アラバマ在住のジェラルド・スウィンドルにとって、レイク・マーレー戦は厳しいものとなった。しかしプラクティスは悪いものではなく、プラクティス初日と2日目にはいいバイトも数回あった。

「プラクティスの最初2日間は、1日18か19ポンドは釣れたと思う。ガンフィッシュのバイトが良くて、毎日それを一日中投げようと思った。10時ぐらいからはトップにあまり出なくなるだろうけれど、来ればデカイと分かっていた。それに懸けていたんだ。でも試合になったら、ぱったりとバイトが無くなってしまった。」

あれだけプラクティスで釣れていたにもかかわらず、試合中にはトップウォーターへのバイトが無かった。彼は初日と2日目、必死に魚を探した。スウィンドルは初日3ポンド5オンス、2日目に6ポンド5オンスをウェイインし、105位で試合を終えた。

「トップ50入りするには、2日目に20ポンド以上必要だと分かっていたから、朝からビッグフィッシュを狙って何とかしようとした。一日中ストライパーは釣れたけれど、バスは釣れなかった。スピニングロッドを取り出して、ようやく小さいのを5匹釣ることができた。デカイのが釣れなかったから、一箇所に長くステイして釣ることは出来なかった。」

スウィンドルはメインレイクの岬を釣り、1日148ドル分のガソリンを使った。必要な魚を探して岬から岬へと移動を繰り返したが、上手くいかなかった。

「今年は悪い試合がいくつかあった。これから変わるかもしれないけれど、まだそのきっかけは無い。ノッテいるときには、いとも簡単に釣れる。でもダメな時は、釣るのが一番難しい。好転して欲しいよ。」

   
>>>リック・クラン
 
バスプロショップのプロ、リック・クランは、2日間のトータルウェイト18ポンド3オンスと、88位でこの試合を終えた。彼はプラクティスでいいパターンを見つけられず、ビッグフィッシュを釣る方法が分からなかった。しかし彼はラッキークラフトRC 2.5 ウェイクを試し、とても満足した。

RC ウェイク(2.5)で釣った。いいルアーだ。シャローを釣る時に最高だ。なぜ大きい魚が釣れなかったのか不思議だ。普通はこのルアーでビッグフィッシュが釣れるから、場所が悪かったに違いない。」

クランは州立公園の周りにある冠水したウィードのアウトサイドを釣っていた。彼はRC ウェイクを投げ、速く巻き、エッジでストップ。そこにバイトは集中していた。

クランはレイク・ウィーラー戦がディープクランクの釣りになればいいと思っており、RC DDをレッジに投げるチャンスを願っている。

 

 
Photos by Seigo Saito & Cox Group
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