ラッキークラフトの新しいプロスタッフ、ケーシー・アシュリーが
『最高の』テキサスレイクで10位入賞

ローンスター・シュートアウトにて、ラッキークラフトのプロ6名全員がトップ50入り



   
Tournament Standings
 
Pl.
 
Team Lucky Craft
 
10
 
Casey Ashley
 
20
 
Skeet Reese
 
22
 
Takahiro Omori
 
24
 
Kelly Jordon
 
27
 
Gerald Swindle

テキサス州ザパタ(2008年4月8日)

テキサス州ザパタにあるファルコン・レイクで世界最高峰のアングラー109名が、記録的な戦いを繰り広げた。4日間のウェイトはBASS記録を打ち破り、ファルコン・レイクはすごかったとラッキークラフトプロ達は口を揃えた。

>>>ケーシー・アシュリー
 
ラッキークラフト・プロスタッフに加わったばかりのケーシー・アシュリーは「最高の試合だった。」とだけ語った。アシュリーはプラクティスでも試合中も釣れ続け、そのほとんどは特大ワームのテキサスリグで釣った。

「もう生産されてもいない古いワームを使っていた。試合初日にそのワームを試してみようと決めたんだ。プラクティスでは一度も投げなかった。それで最初に釣った魚は7ポンド前後あった。試合中ずっとそれで通して、100個ぐらい使ったんじゃないかな。楽しかったよ。」

アシュリーは水中のロードベッドから突き出した岬や立ち木が点在しているエリアなど、2~3箇所をメインエリアにしていた。サイトフィッシングが選択肢になかったアシュリーは、クリークの奥にあるメインチャンネルでキャスティング。周りには他のトップ12プロがいなかったため、プレッシャーは最小限に抑えられていた。

   

プラクティス中トップウォータールアーでスクーリングフィッシュを狙う時、ラッキークラフトのルアーが出番を迎えた。

 

ラッキークラフト・サミー100(ゴーストミノー)をプラクティスでは毎日結んでいた。試合の最初2日間は風が強過ぎて、トップウォーターでスクーリングフィッシュを狙うエリアに行けなかった。プラクティスではサミーで5ポンドフィッシュを2匹釣ったんだけどね。試合では上手く行かなかった。」

ファルコン・レイクには記録破りの魚がいるという噂は早くからあったが、アシュリーを含む多くのアングラーは、ここまで釣れるとは予想していなかった。

「凄い試合になるとは聞いていたけれど、実際どのぐらいなのか分からなかった。でも釣ってみて僕が言えるのは、百聞は一見にしかずってことだ。」

アシュリーは4日間のトータルウェイト113ポンド3オンス、10位でフィニッシュした。

   
>>>スキート・リース
 
スキート・リースは3日間のトータルウェイト82ポンド6オンスを釣り、20位でファルコン・レイクの試合を終えた。彼はこのウェイトで、もっと上位に行けなかったことが信じられなかった。

「凄かった。」とリースはファルコン・レイクでの釣りについて話し始めた。「1日30ポンド釣りたかったけれど、毎日ビッグフィッシュが1匹ずつ足りなかった。この湖について色々な話を聞くけれど、実際湖に出てあれだけたくさんの5ポンドや6ポンドフィッシュを釣るのは驚異的だ。この湖でプリプラした人達はもう経験済みだろうけど、初めての人達はここまで凄いとは知らなかった。」

最初2日間、リースはフリッピングをメインに27ポンドずつウェイインした。しかし3日目、リースはラッキークラフト・フラットCB D-20(テーブルロックシャッド)でほとんどの魚を釣った。

 

「プラクティスでも試合の大半もフリッピングだったけれど、だんだんとバイトが遠のいていった。フリッピングによさそうなエリアを一箇所見つけたけれど、2日目は風が強過ぎてあまり上手く釣れなかった。ロックとブラシが点在するブレイクだったから、クランクベイトでも釣れるかもしれないと思って投げたんだ。」

ラッキークラフトのクランクベイトで5ポンドフィッシュを1匹キャッチし、リースは残りの時間、フラットCBとキャロライナリグの2つで釣り続けた。キャロライナリグでは小さいのが釣れ、フラットCB D-20を投げるとサイズが上がったと彼は言う。2日目にリースがウェイインした5匹のうち4匹がフラットCB D-20で釣ったものだった。

 

「28ポンドは普通ならかなりいいウェイトだが、ここでは違う。ファルコン・レイクでそのウェイトじゃ目立たない。それがアベレージだ。こんな釣り場は見たことがない。頑張って80ポンド以上釣ってきたんだから良しとしよう。」

 

   
>>>大森貴洋
 
大森貴洋にとっては、フロリダでの開幕戦よりはずっといい試合となった。3日間のトータルウェイト82ポンド3オンス、22位でフィニッシュし、大森はこの試合に満足している。


「プラクティスも素晴らしかったし、試合も良かった。初めての経験でとても楽しかったし、思っていたよりもたくさん釣れた。レイク・フォークでガイドしている時ビッグフィッシュも釣ったし、たくさんの魚も釣ったけれど、試合でこれだけの魚を釣ったことはない。みんなにとって特別な試合だったと思うよ。」

大森はラッキークラフト・フラットCB D-20(チャートリュースシャッド)でのディープクランキングとキャロライナリグの2つをメインに、ファルコン・レイクを釣っていた。しかし彼のキャロライナリグに使われているヤマセンコーは、他のアングラー達が使っていたものとは少し違うように見えたかもしれない。

 

「ビッグフィッシュを釣っていたから、ビッグルアーが必要だと思った。ウォーターメロン・レッドかグリーンパンプキンの、ちょっとだけ手を加えたヤマセンコーを使っていたんだ。7インチのヤマセンコー2本を、ライターでくっつけてね。更にビッグフィッシュ用には10インチのヤマセンコーも使ったよ。」

ホームメードのヤマセンコーで釣るというアイデアが功を奏し、大森がこの試合で釣った最大の魚は9ポンド6オンスだった。

「これだけの魚を釣って疲れた。エリアや釣れるルアーを見つけるのに、いっぱいアジャストしなきゃならなかったけど、とても楽しかったよ。」

   

トップ25入りして大森は喜んでおり、まだシャローに魚が残っているかもしれないと、少し北のレイク・アミスタッドへ向かうのを楽しみにしている。

ラッキークラフト・ガンフィッシュフラットCB D-20が、デルリオでは活躍するかもしれない。どこを釣るかによってはベッドの魚もいるかもしれない。」

   
>>>ケリー・ジョーダン
 
チームメイトのリースと同様、ケリー・ジョーダンは3日間で82ポンド釣っても最終日に残れなかったことに驚いている。ジョーダンは82ポンド1オンスで24位とトップ50入りし、ファルコン・レイク戦で好成績を収めた。

ジョーダンはブッシュへのフリッピングと10インチワームのキャスティングをメインにしていた。彼は2日目、初日より約10ポンド重いウェイトを持ち込み、順位を大きく上げた。

「初日僕は24ポンドで、2日目は34ポンド弱あった。素晴らしい日で、1匹は10ポンド弱あった。朝一からフリッピングで揃えて、それから数箇所で2~3回入れ替えた。2日目のウェイトには本当に興奮したよ。」

「ファルコンでは1月に半日だけ、一回だけ釣りをした。この湖はアメリカで一番いい湖だと僕は思う。他のどこよりも。レイク・フォークもいいけれど、魚達は賢くなっていてプレッシャーも高い。ここはいけすで釣っているような感じだ。ブッシュの側にワームを投げれば絶対魚が釣れると思える。バイトする気満々の魚がたくさんいて、しかも大きいのがいっぱいいるんだ。」

   

   
>>>ジェラルド・スウィンドル
 
ジェラルド・スウィンドルは81ポンド、27位でフィニッシュ。スウィンドルはファルコン・レイクに大きな期待を寄せていたが、これだけのウェイトが出るとは思っていなかった。

スウィンドルはシャローを釣っており、プラクティスの大半はブッシュにフリップしていた。ディープにはトータルで6時間しか費やさなかった。

「フリッピングでとても良く釣れていて、クランキングでは釣れなかった。トップにも時々来るけれど、大きいのはブッシュの中にいるようだった。それを釣る唯一の方法はフリッピングだ。それだけに時間を使って、ディープにはほとんど時間を掛けなかった。」

フリッピングのパターンはよく釣れていたが、水位が下がって来ているため、それも変わってしまう可能性があると分かっていた。彼は迷ったが試合ではフリッピングで通すことに決めた。

「トーナメントがスタートして、フリッピングにバイトしてくる数が減ってきた。フリッピングで釣れはするけれど、2日目からは苦しんだ。ボートを酷使したよ。作戦を変更しなければいけなかったけれど、プラクティスで他のパターンを練習しなかったから遅れをとった。3日目が終わりに近づいてきた時、ディープを釣ることにしたんだ。」

水位が下がり始め、ブッシュを釣るのに十分なだけ近づくのが難しくなってきた。3日目の作戦変更の前にスウィンドルは6ポンドフィッシュをフリッピングで釣った。彼はキャロライナリグでディープを釣り、それが功を奏した。スウィンドルは3日目、この試合での彼にとっての最高ウェイト、29ポンド8オンスをウェイインした。

「僕が釣っていたディープには魚が溢れていた。75匹ぐらい釣ったんじゃないかな。そこでもっと時間を使えばよかった。今まで15年間キャロライナリグで釣った数より多くの魚をこの試合でウェイインしたよ。いつもはあまりやらないんだ。」

   

「いい経験になった。こんな状況になったのは2回目で、どうなるかは読んでいるべきだった。水位が下がってきていたから、トーナメントの優勝はディープだと気付くべきだったんだ。水位の下降に上手く対処できなかったことが、この試合での僕のミスだった。」

スウィンドルも他のアングラー達同様この湖は「驚異的」で、こんなにたくさんのバイトがあったのは初めてだとコメント。スウィンドルは5匹のリミットが揃う前に3ポンドフィッシュを捨てる程だった。

「3ポンド以上なければ捨てた。リミットは5匹で、もしライブウェルの中で魚が死んでしまったら、その魚は入れ替えられない。1日30ポンドは優勝に必要だと分かっていたから、死んでしまうかもしれない3ポンドフィッシュをライブウェルに入れるなんていうリスクは負えない。死んでしまったら、捨てられないんだ。必要ならもう1匹間違いなく釣れると分かっている湖だからね。」

   
>>>リック・クラン
 
バスプロショップのプロ、リック・クランは1963年にここで優勝したことがあるが、その当時はかなり違う湖だったと言う。

「湖にいる魚のクオリティを絶えず向上させようとする点では、テキサスが一番の州だ。」とクランはステージ上で言った。「1963年、私は36ポンドでここでの試合に勝ったけれど、その当時はこんな魚を釣っていなかった。今回は新しい世代の魚だった。」

クランはいい試合ができなかったが、2日間で40ポンドの魚を釣ったのにそんなことを言うなんて少し変だと話す。

「40ポンドではトップ75位にも入れない。自分のやりたい釣りで釣って、とても楽しかった。ウェイインの時間が来るまでは。」

 

クランはラッキークラフトの新しいルアー、RCウェイクを投げていたと言う。魚はバイトして来ていて、1日20バイト以上あったとクランは話す。

「5ポンド以上の魚は釣れなかったから、それが違いだった。RCウェイクでしばらく釣って、それからディープを試しに行った。更にいいサイズはディープにいると分かっていたんだ。」

クランはディープにもっと時間を掛けるべきだったと話す。

「自分のやりたい釣りをやり過ぎてしまうのかもしれない。今までもビッグバスを釣るような釣り人ではなかった。私のキャリアはリミットを釣ることが基本。私のテクニックは速く動いて、広いエリアをカバーし、バイトの数を増やすことだ。それは結構、ビッグバスとはかけ離れた釣りだ。ビッグフィッシュを釣るにはゆっくり釣る必要があるし、大きなルアーを使うし、バイトも少なくなってしまう。こういうタイプの湖では、私のスタイルで釣りをすると釣れないんだ。」

   
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