ラッキークラフトのスキート・リース
ハリス・チェーンで好成績を収める
風と天気が、パターンを荒らす



Tournament Standings
Pl.
 
Team Lucky Craft
17
 
Skeet Reese
40
 
Takahiro Omori
47
 
Gerald Swindle
108
 
Kelly Jordon
フロリダ州リーズバーグ(2008年3月11日) 2008年バスマスターエリートシリーズが、フロリダ州ハリス・チェーンで開幕した。ラッキークラフト・プロスタッフ5名を含む世界最高のアングラー達109名が優勝を懸けて戦った。

76,000エーカーのハリス・チェーンは、オクラワハとセイント・ジョーンズ・リバーを通って大西洋に北上する水路で、9つの湖から構成されている。ラッキークラフトのスキート・リース、マーティ・ストーン、ジェラルド・スウィンドル、ケリー・ジョーダン、そして大森貴洋は、この広大な水域に挑むためフロリダにやってきた。これだけの広さを持つ水域では、誰が優勝してもおかしくなかった。

>>>スキート・リース
 
カリフォルニア在住のスキート・リースは、この難しい水域で17位入賞できたことを嬉しく思っている。

「この試合をトップ20で終えられたら上出来だと思った。日に日に順位を上げていくのは、いい気分だった。」

リースはプラクティス初日、数もサイズも良く釣れたが、日が経つにつれてバイトの数が減っていった。彼は毎日違うルアーを試したが効かなかった。彼は試合で使えるパターンをいくつか見つけて3日間のプラクティスを終えた。

「1つ目のパターンはLV-100をキシミーグラスの岬周りに投げることだった。キーパーを釣ることはできたけれど、ビッグフィッシュは釣れなかった。ベッドフィッシュも探したし、チャターベイトも投げたし、フリップもした。プラクティスでは色々試して、LV-100とキャナルでのフリッピングで行くことにした。釣りに行きたいベッドフィッシュもいたけれど、初日のスタート順が遅かったから、初日はそこには行かなかった。」

 
   
 

キャナル内のベッドフィッシュを釣っていたアングラー達の多くは、それらの魚をバイトさせることができなかったため、ベッドフィッシュを釣りに行かなかったことはリースに影響しなかった。

リースは毎朝、チェーンの中の9つの湖の一つ、レイク・ハリスでLV-100を投げることから始めた。午前中はそれを投げてキーパーを何匹かキャッチした後、リースはキャナルまでロングドライブしてフリップし始めた。

「初日キャナルに着いたのは正午で、3時頃まで釣った。リミットを揃えることが出来て、入れ替えも数回できた。2日目は午前10時頃に着いて同じぐらい釣れた。3日目にはもうそこで釣れないだろうと思っていたら、実際は前の2日間よりも良く釣れたんだ。ただサイズのいいのは釣れなかった。」

この試合は走り回って色々なエリアを釣りたい人達には向いていなかったとリース。一つの特定の場所にステイすることが重要で、スローに釣ることが必要不可欠だった。一週間ずっと強いてそうすることで、リースは3日間のトータルウェイト33ポンド13オンスをウェイインして17位入賞を果たした。

 

 

「いいスタートを切ることができた。フロリダで2回トップ20入りできたら、それは地元でトップ5を2回獲るのに等しい。フロリダには気分屋の湖があって、生き残れたら上出来だ。シーズンを通してトップ25をキープできたら、また今年もいい年になる。」

   
>>>大森貴洋
   

大森貴洋は40位入賞を果たした。大森は初日14ポンド2オンスの高ウェイトを出し、2日目に8ポンド2オンス、3日目に6ポンド8オンスをウェイイン。3日間のトータルウェイトを28ポンド12オンスとした。

   
>>>ジェラルド・スウィンドル
 
47位でフィニッシュしたジェラルド・スウィンドルは、3日間でトータル26ポンド7オンスをウェイインした。スウィンドルにとってキーだったのは、スローに釣ることだったが、風が強かったことが、彼の成績に大きく影響した。

「初日は風が酷くなかったから、プラクティスしたように、そしてやりたかったようにフリッピングのパターンに頼ることができて、12ポンド15オンスのいいウェイトを出すことができた。でも2日目は、同じエリアに戻って、またフリップしようと思ったら、風が強過ぎた。ここでは風が吹き始めると釣れなくなる。バックアップのプランに行くしかなかった。」

スウィンドルは2日目川の上流に走り、ズームのトリックワームをフリップして9ポンド1オンスのリミットを揃えた。メインのエリアが使えなかったにも関わらずの成果に、彼は喜んだ。3日目、スウィンドルは再度川で同様の釣りをしたが、4匹しかウェイインすることが出来なかった。アラバマ在住の彼にとって、スローな釣りは難しいが、風が味方してくれないのも影響する。

   

「僕はスローな釣りができなくて、苛々させられる。いつもスローな釣りはしないけれど、風のせいでもっと難しくなる。風が吹いてくると、単体のスポットを、フリッピングで思い通りに打つことができない。風がない時には、ライトウェイトのワームをフリップするけれど、風が吹き始めると、ルアーのコントロールが効かないし、水に落ちた後も沈んでくれない。一日中それに悩まされた。」

 

ハリス・チェーンではラッキークラフト・ガンフィッシュで釣れると思っていたが、釣ってみるとトップウォーターにバイトしてくる魚はいなかったとスウィンドル。彼は次のキシミー・チェーン戦ではトップウォーターで好成績を出したいと思っている。

「暖かくなったら、アウトサイドエッジにガンフィッシュを投げて釣りたい。ビッグフィッシュを狙いに行くつもりだ。風が弱くなってくれたら、次は凄くいい試合になるかもしれない。」

   
>>>ケリー・ジョーダン
   

ケリー・ジョーダンは50位入賞ならず、2日間のトータルウェイト7ポンド4オンスで、108位に終わった。

   
>>>リック・クラン
 
バスプロ・アングラーのリック・クランは、トータルウェイト20ポンド14オンスと、僅差でトップ50入賞を逃した。彼はプラクティスで、クランクベイトのパターンを掴むことは出来なかったが、ラッキークラフト LV‐500では数匹キャッチすることができた。

「プラクティスの1日は、最高の日だった。ここでは1日のトータルウェイトとなる、10ポンドフィッシュを釣ったんだ。試合中はそんなバイトは無かった。とにかく投げまくって、ビッグフィッシュの前に行けばいいと願うしかなかった。バイトは多かったんだ。1日にキーパーが15匹ぐらい釣れていたのに、勝てるようないい魚は釣れなかった。」

クランは初日11ポンド3オンス、2日目9ポンド11オンスを釣り、2日間のトータルウェイトを20ポンド14オンスとした。

 

   
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