スキート・リースと大森貴洋がトップ12入り
ラッキークラフトルアーが活躍を見せる
 
2007 Bassmaster Elite Series - Day 3 standings
 
02th
Skeet Reese
 
06th
Takahiro Omori
 
25th
Kelly Jordon
 
26th
Rick Clunn Presented by Bass Pro Shops
 
89th
Gerald Swindle
>>>スキート・リース
 

ニューヨーク州プラッツバーグ(2007年7月18日)

バスマスターエリートシリーズ・ノーザンラン初戦の開催地レイク・シャンプレインに100名強のトップアングラーが集結した。

これだけ広大な水域を釣るということは、釣り方も多彩だと言うことで、それがポジティブな要因となるアングラーもいれば、反対のアングラーもいる。レイク・シャンプレインは巨大な淡水湖で、長さ約110マイル、一番幅の広いところで12マイルあり、どこを釣るか迷ったアングラーも多かった。

ラッキークラフトのスキート・リースは、調整、順応、そして変更を繰り返してビッグフィッシュを狙い、アングラーオブザイヤー(AOY)争いのリードを奪い返そうとした。4日間のトータルウェイト70ポンド13オンスをウェイインし2位でフィニッシュしたリースは、エリートシリーズ3戦を残した段階で1位の座に返り咲いた。

 
     
 

 

試合中はリースに優しかったレイク・シャンプレインだったが、3日間のプラクティス中はそうではなかった。

「最終的にはいい試合になった。今年はプラクティスが良くないときには、いい試合になるみたいで、今回もそうだった。プラクティス初日は何バイトかあって、その日が試合だったら良かったけれど、試合中にそのエリアに行ったら、ほとんど何も釣れなかった。」

プラクティスはよくなかったが、リースは好成績を出すチャンスはあると思った。初日はベタ凪で、彼はウィードベッドの周りにラッキークラフト・ガンフィッシュ115(チャートリュースシャッド)をキャストした。

「2時間で約16ポンド釣った。それが正午から2時までの間で、一番バイトしてくる時間はもう終わっていたんだ。これだけのウェイトを出せてよかった。」

 

 

ラッキークラフト・ガンフィッシュが初日のキーだったが、2日目は別のパターンがいいとの情報を得た。50匹近くの魚を釣り、またも16ポンドをウェイインしたリースは軽々とトップ50入りし、いい位置につけた。

「2日目ある小さなエリアを一流ししたら、ラッキークラフトBDS3(ラベンダーシャッド)で良く釣れたから、3日目もそこに行くことにしたんだ。午前9時頃そのエリアでスクールを2~3見つけて、とても楽しい釣りをした。ウィードのアウトサイドエッジにBDS3を通すと魚が食いついてくる。本当に凄かった。」

リースは試合中ずっと釣れ続けた。彼はレイク・シャンプレインでのハードな戦いに疲れたが、レイク・エリーでの次の試合を楽しみにしている。この勢いを保ったままで新しい水域を釣るのが楽しみなのだ。

「僕もボートもビッグウォーターに挑む準備OKだ。プロペラを変えるだけでいいはず。バッファローには初めて行くけれど、セントクレアを釣った時にエリーの西側は釣ったことがある。でもそれだけだから、僕はそこでビッグフィッシュをキャッチするのがとても楽しみだ。」

   

 

 
>>>大森貴洋
 

トップ12フィニッシュするのは、どんな時でも凄いことだが、それをほとんど全て片手でやったとしたら?大森貴洋はレイク・シャンプレイン戦の一週間前、料理をしていて手に火傷を負った。もし湖の水や魚が火傷をした部分に触れてしまうと、そこからばい菌が入ってしまう可能性が高いと医者に言われた。釣りが出来ただけでも上出来だった彼だが、トータル67ポンドで6位入賞まで成し遂げた。

「本当にいい試合ができて、びっくりしている。アワセる度に手が痛かったよ。ここでは今までに何度か試合をしたことがあって、ボートを走らせている時に濡れてしまう可能性が高いと分かっていたし、魚をフックから外すときも危なかった。でも最後の方の試合はとても重要で、2008年のクラッシックに出場するためにはいい成績を出さなくちゃならないんだ。」

大森は数箇所でラージマウスとスモールマウスの両方を狙うという、正攻法でこの試合をスタートした。初日、大森はラージマウスを狙ってのフリッピングをメインに、約17ポンドをキャッチ。ポインター78(サンフィッシュ)スレンダーポインター127(サンフィッシュ)等のラッキークラフトルアーもこの試合で活躍を見せた。

 

 

トップ12入賞で嬉しい大森だが、レイク・エリーでの次戦で何をしなければならないか分かっている。

「何度か釣ったことがあるから、ずぶ濡れになることも知っていて、手のことが心配だ。レイク・エリーでのボート操船はとても大変。レイク・シャンプレインでも大変だと思っていたけれど、何とかする方法を見つけた。エリーでも同じ様にするしかないよ。」

 

   
>>>ケリー・ジョーダン
 

25位でフィニッシュしたケリー・ジョーダンは、去年レイク・シャンプレインで得た知識を利用していくつかの難しい決断をした。

「去年はラージマウスを狙ってタイコンデローガに向かって失敗した。無駄なロングドライブのようだった。完全にダメなトーナメントではなかったけれど、200ドルのガソリン代を使って走って行って賞金も獲れないなんて哀れなことだ。だから今年は一つに全てを懸けるのをやめることにした。でも振り返ってみると、そうしておけば良かったと思ったよ。」

ジョーダンはたった1日だけタイコンデローガでプラクティスを行い、結構釣れた。彼はそのことについて十分分かっていると思った。

「タイコンデローガではいいバイトが多かった。投げているバズベイトにバイトして来なくても、フリッピングかヤマセンコーで釣れると思った。天気がどうなるか、下まで走っていけるのかどうか分からなかったから、下流にあるディープで十分な時間プラクティスしなかったんだ。」

3日目、ジョーダンは走らず北側の近場にステイしようかと思ったが、やはりタイコンデローガまで走ることにした。

「ドライブは全然ラフじゃなかったけれど、トップ12入りするのに必要なバイトは僕には来なかった。僕が投げていたバズベイトに魚がバイトし続けていたら、18ポンドぐらい釣れて、もっといい成績が出せていただろう。」

しかし、前線が入ってきて水温が下がり、シャッドがウィードの中に入ってしまったとジョーダン。彼は魚を求めてマットにフリップしていたが、どうやら天気のせいで魚はもっとディープに下がってしまったらしく、ディープを釣ることはジョーダンがプラクティスであまりやらなかったことだった。

   

前年よりもずっといい成績で終わることが出来ジョーダンは嬉しいが、優勝しない限り完全に満足することはない。ジョーダンは、レイク・エリーではレイク・シャンプレインで釣ったよりも更に少しディープを釣ることにしようと思っている。

「エリーはデトロイトの近くで釣ったことがある。10フィートの波に遭遇するかもしれないと聞いて最初に思ったのは、みんなが無事に試合が終えられればいいということ。巨大なスモールマウスをキャッチするのを楽しみにしているよ。水深20~40フィートでクランクベイトとドロップショットも使うと思うんだ。」

 
>>>ジェラルド・スウィンドル
 
   
 
   
 
ジェラルド・スウィンドルはタイコンデローガで2日間プラクティスし、そこで優勝者が出るだろうと思った。優勝エリアで釣りたかったため、スウィンドルは南にステイし、ラッキークラフトGスプラッシュを含むいくつかのルアーで魚をキャッチした。

試合初日、スウィンドルは再度タイコンデローガへと向かい、ホーニートード、ジグ、そしてGスプラッシュ(MSアメリカンシャッド)で約14ポンドをウェイインした。バイトはタフだったが、初日に釣れたウェイトを見て、2日目も下流域に走っていいウェイトを釣ることが出来ると思った。

「2日目も下流に走ることにした。プラクティスで1日上流(北)を釣った時にはスレンダーポインター112でよく釣れたから、上流にステイすることも出来た。どっちに行くか凄く悩んだんだ。タイコンデローガまで走ってビッグウェイトを狙った方がいいのか、上流にステイして、堅い釣りをして賞金を狙うのか。」

深く考えた後、スウィンドルは一か八かやってみるしかないと決断し、結果はどうであれ優勝を狙うしかないと思った。

「何が起こったのか分からない。2日目は下でバイトが無かった。自分の持ってるいいエリア、と言うか、いいと思ったエリアは全部釣ったけれど、何の意味も無かった。何が悪かったのか分からないから苛立たしいんだ。これが終わったら少し反省しないと。」

コンディションは彼の思った通りだったが、最後の2日間は気温が下がり、早くラージマウスがバイトしなくなってしまったとスウィンドル。

「僕は釣れなかったけれど、他のアングラーは釣れていた。だから僕はこの事実を受け止めなくちゃならない。それを言葉にするのは本当に辛い時もあるけれど、その通りなんだ。プラクティスでは魚を見つけていたのに、試合中魚が移動してバイトが変わってしまうと、すぐに釣れなくなってしまうんだ。」

スウィンドルは2日間のトータルウェイト22ポンド6オンスと、89位でフィニッシュ。レイク・エリーに到着する頃にはこの試合を忘れて次の試合に集中できればいいと思っている。

「プラッツバーグ(レイク・シャンプレイン)では何を狙うか決められなくて、それが災いした。バッファロー(レイク・エリー)では間違いなくスモールマウス狙いだ。そこではもう少し自分の決断に自信が持てるかもしれない。今回のトーナメントでは明らかに自信が持てなかったし、それが精神的に大きく影響するんだ。」

>>>リック・クラン
   


バスプロショップ・プロのリック・クランは、自分の新しいラッキークラフトルアーをここで初めて使うことが出来て満足した。クランは全ての魚をRC 1.5DDでキャッチし、3日間のトータルウェイト45ポンド6オンスで26位フィニッシュした。

「この試合で初めてこのルアーを使った。クリアウォーターを釣る時にはディープクランクが必要だから、出来るのを心待ちにしていたんだ。このルアーにヒットしてくる魚のクオリティに本当に驚いた。ある日のプラクティスでは19ポンド以上釣れた。グリーンコッパーシャッドカラーを使って、水深12~15フィートにあるウィードラインのエッジを釣っていたんだ。結構ゆっくりリトリーブしていた。他のスピードも試したけれど、それが一番良かったみたいだ。」

クランは正直言ってスモールマウスを釣るのが得意なわけではなく、26位という成績はそれが原因だと思っている。

「ビッグフィッシュをランディングするチャンスはあったのに、我慢が足りなかった。ラージマウスより4倍は疲れさせないとダメだったのに、でも全体的には楽しんだ。いいスモールマウスは見つけていたけれど、優勝するほどではなかった。」

次の試合が行われるレイク・エリーでクランは、十分にディープを潜ってくれるかは分からないものの、違うバージョンのRC DDを使うことが出来ればいいなと思っている。

 

RC 2.5 DDを使ってみるかもしれない。30フィートにあるリッジを釣らないとダメだと聞いているけれど、どうなるかはお楽しみだ。」

 
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