バスマスターメモリアルでラッキークラフトプロ3名がトップ20入り
リースは数オンス差でトップ6を逃す
 
2007 Bassmaster Memorial - Standings
 
07th
Skeet Reese
 
13th
Kelly Jordon
 
18th
Takahiro Omori
 
35th
Gerald Swindle
 

ニューヨーク州シラキュース(2007年8月2日)

2007年バスマスターエリートシリーズのメジャー第2戦は、レイク・オナイダとオノンダガ・レイクで開催された。メジャー戦では、トップ52名のアングラー達がポイントに関係なく4日間を戦う。優勝賞金は25万ドルだ。

最初の2日間はブルワートンにあるレイク・オナイダで行われ、カット後の最終2日間はオノンダガ・レイクでの6ホールコースを釣ることとなる。

>>>スキート・リース
 

スキート・リースは3日目に進出し、オノンダガ・レイクを釣ることができた。しかし初日レイク・オナイダで12ポンド12オンスと32位でスタートしたリースにとって、それは容易いことではなかった。

「初日はスモールマウスのスクールを1つ見つけて、ドロップショットで全部釣った。水深約10~11フィートを釣っていたんだけれど、その日の午後、それまでにやっていたことを考えさせられるものを見たんだ。僕のライブウェルに入っていた魚は全部ザリガニを吐いていたから、ジグがいいんじゃないかと考えた。そして2日目はそれで行くことにしたんだ。」

リースは2日目、ブラウンの1/2オンスフットボールジグに、バークレー・ガルプのトレーラを付けたものに切り替え、彼の試合の流れは変わった。

「ジグでスモールマウスが爆釣し始めて、とても楽しかった。そのスポットから移動して違う場所に行ったら、今度はラッキークラフト・ガンフィッシュ115(チャートリュースシャッド)で3ポンドのスモールマウスが釣れた。」

 

リースはまた別のルアーに切り替え、ラージマウスを狙うことにしたが、それで2日目大きくジャンプアップすることになった。ラージマウス3匹とスモールマウス2匹で、リースは2日目のウェイトを17ポンド7オンスとし、32位から4位に上がった。トップ12入りした彼は、レイク・オナイダからオノンダガ・レイクへと場所を変えた。

3日目はどこ行っても釣れたが、必要なキッカーフィッシュが釣れなかったとリースは言う。

「次から次へと魚は釣れたけれど、ビッグフィッシュは釣れなかった。18ポンドがスモールリミットというのならね。」と興奮冷めやらぬリースは語る。

6ホールコースのスタートはスローだった。彼は1番ホールで4匹しか釣れず、2番ホールではバッテリーが死んでしまった。新しいバッテリーに積み替え、4ホールを残し、リースはやっと、このオノンダガ・レイクで魚をキャッチするカギが何か見えてきた。

「3番ホールで僕は瓦礫かロックパイルとウィードがミックスしているスポットに入った。そこではヤマセンコーをキャストする度に魚が釣れた。投げれば釣れて楽しかった。」

     

水深2~4フィートのシャローをメインに、リースは12ポンドのトライリン・フロロカーボンと2/0のフックでヤマセンコーを投げていた。彼はオノンダガ・レイクについて一言こう言った。

「この湖は汚染されていると聞いていた。確かに、この湖は魚で汚染されていたよ。ここでの魚の濃さは信じられないほどだ。」

   

リースはオノンダガで18ポンド5オンスという高ウェイトを出し、3日間のトータルを48ポンド8オンスとした。僅差のウェイインが終わり、リースは最終日を戦うトップ6へのカットを、僅か2オンスで逃した。

リースはカットに残れずがっかりはしているが、この試合には満足していると言う。「ビッグフィッシュを見つけられなかった。釣れたアングラー達は凄いと思うよ。本当にいい試合で、成績が良かったからポイントが絡んでいれば良かったと思う。でも今は取り敢えず賞金をもらって、家族に会うために家に帰るよ。」

次戦はポトマック・リバーで、またアングラーオブザイヤー争いが始まるため、とても不安だ。

「また本当の試合が2週間後に始まる。過去の試合では成績が良かったけれど、どうなるかは分からない。トップ20でフィニッシュ出来れば満足だ。」

   

     

>>>ケリー・ジョーダン
 

ケリー・ジョーダンはいいプラクティスをし、数種類の釣り方で、たくさんの魚をキャッチした。スモールマウスは沖にいたが、ラージマウスは岸際にいて、彼は両パターンを追っていたと言う。

「スモールマウスを釣るベストルアーはラッキークラフトGスプラッシュ(チャートリュースシャッド)金色のサミーのようだった。プラクティスでとても大きい魚を何匹か釣ったんだ。」

ジョーダンはドロップオフを2~3箇所メインにしており、初日はよく釣れた。彼は15ポンド15オンスをウェイインし、2位につけたが、2日目は歯車が狂い、ジョーダンは何が起こったのか分からないと言う。

「今日僕は何匹かバラシたし、ルアーをミスした魚も数匹いた。サミーでラージマウスを1匹釣って、後のラージマウスはほとんど全部ヤマセンコーをシャローに投げて釣った。スモールマウスは、ヤマセンコー、スピナーベイト、それとGスプラッシュで釣った。僕のスポットは小さい魚だらけで、それが苛立たしかった。」


 

ジョーダンは2日目どうにかしようと走り回ったが、必要なビッグフィッシュは釣れなかった。彼は初日約5ポンドの魚を釣っていたが、2日目は3ポンドの魚さえバイトしてこなかった。

「何故だか分からない。プラクティスでは天候も今日(2日目)と同じ曇りと雨で、とてもよく釣れていた。昨日は晴れていて、よく釣れたし、早い時間に釣れた。ボートをランチしたのは8時だったのに、10時半にはリミットが揃っていた。本当に分からないけれど、オノンダガ・レイクを釣りたかったから、苛々するよ。」

苦しんだ2日目、ジョーダンは11ポンド14オンスをウェイインし、トップ12カットをたった1オンス差で逃して苦い思いをした。13位で試合を終え、今度はジョーダンは少し南へと目を向け、キャピタルクラッシュ・チャンピオンのタイトルを守ろうと思っている。

「ポトマック・リバーは好きなんだ。そこで釣ってタイトルを防衛するのが楽しみだ。1日に1番大きい魚を5匹釣るだけでいいんだ・・・。どうなるかな。」

 

   

   

 
>>>大森貴洋
 

大森貴洋はラージマウスを狙いたかったが、プラクティスで見つけられなかったため、試合では変更することにした。

「メインレイクの岬やハンプにあるウィードのアウトサイドエッジ、水深約10フィートを釣っていたんだ。」レイク・オナイダで初日好スタートを切った大森は語る。「喰ってくる時は、よく喰ってくる。ラッキークラフト・ポインター100(サンフィッシュ)で何匹か釣って、後は同じ様なエリアでジグを泳がせて釣った。」

大森は初日移動を繰り返し、10箇所近くを試して、一日中一生懸命に釣った。それが功を奏し、彼は14ポンド9オンスをウェイインして11位につけた。しかし2日目は全く違う1日となった。プラクティスで見つけた魚は全ていなくなっていたと大森は話す。

「今日(2日目)は辛い日だった。一日中苦しんで、色々なエリアを釣った。プレッシャーが高くなって魚が釣れなくなったのかとも思うけれど、本当のところは分からない。」

 

 

この試合ではスモールマウスのみをキャッチした大森は、総合的にはいい試合をしたと思っている。2日目12ポンド12オンスをウェイインし、彼はトータルウェイト27ポンド5オンスで18位に入賞した。チームメイトのジョーダンと同様、大森もポトマック・リバーを釣るのを楽しみにしている。

「僕の釣りのスタイルに合ってるんだ。シャロークランキング、シャローフリッピングやピッチングに戻るのが楽しみだよ。オープンマインドでいるし、ビッグフィッシュを釣るのが楽しみだ。いい試合になるといいな。」

   

   
>>>ジェラルド・スウィンドル
 
プラクティス2日目に釣り方が分かり、釣れていたジェラルド・スウィンドルは、レイク・オナイダは面白い試合になると思った。

「初日はディープを見に行ってジャーキングで釣ろうとしたけれど、去年のようには釣れなかった。走り回って岩の下が茶色のシャローフラットに、大きめのスモールマウスが散らばっているのを見つけた。そのエリアで僕はスピナーベイトとラッキークラフト・ガンフィッシュを投げていたんだ。風があればスピナーベイトを巻いて釣って、無風の時にはガンフィッシュに喰ってきた。」

スウィンドルはいいパターンを見つけたと思い、試合中も釣れると思っていた。しかし初日が始まると、必要なビッグフィッシュがスピナーベイトで釣れなかった。


「風が強過ぎて、ほとんど一日中トップウォーターが使えなかった。(初日の)夕方には風が止んで来て投げられると思ったけれど、バイトしてこなかった。」

 
   
 
初日11ポンド11オンスをウェイインし、スウィンドルは2日目に変更を加えなくてはならないと思った。

「2日目はスレンダーポインター112(ゴーストサンフィッシュ)でリミットを揃えたんだ。トップ12入りするためには15ポンド以上必要だと考えて、それからはラージマウスを狙いに行った。その日の後半はラージマウスを狙って、濃いグラスマットやウィードにフリップした。フロッグで3ポンドフィッシュを1匹釣って、それがウェイトに貢献してくれた唯一の魚だった。」

リアクションバイトを狙ってジャークベイトをとても速く動かし、スウィンドルはウィードの中にある茶色い岩を探しながらスーパーシャローな岸際を釣っていた。しかし彼はスモールマウスからラージマウス狙いに変えたことが間違いだったのではないかと考えている。

「沖にステイしていれば2~3ポンドのスモールマウスが釣れて、1ポンド強ウェイトがアップして賞金が獲れたのだろうか。」スウィンドルは自問自答する。「もしかしたらね。でもラージマウスを狙わなきゃいけないと思ったし、だからそうした。プラクティスがあれだけ良くて、試合で魚が訳も分からずバイトしなくなるのは不思議だ。

   

スウィンドルは2日目13ポンド11オンスをウェイインし、2日間のトータルウェイト25ポンド6オンスで35位フィニッシュした。オノンダガ・レイクを釣って見たかったが、レイク・オナイダについてたくさん学び、その情報を次回使うことが出来ればいいと思っている。

「あと2~3日ここに滞在して、レイク・オナイダでプラクティスするよ。来年帰ってくるから、その試合が終わった時には、優勝できて嬉しいと言うような、今回とは違うインタビューが出来るようにしたい。自分の釣りに弱点があるなら、それを克服するしかない。」

2週間後、スウィンドルはメリーランド州に移動してポトマック・リバーで釣ることになる。他のチームメイトと同様、彼も違うスタイルの釣りをするのを楽しみにしている。

「ずっと北にいたから、スモールマウスしか釣っていなかった。ウィードの中にいるラージマウスだけを狙えるから、ポトマックは好きだ。何をすればいいか、どういう作戦でいけばいいか分かっている。今までもいい成績を出してきているし、何度かトップ10入りもした。またそうしたいよ。

 
Photos provided by Cox Group, James Overstreet and Seigo Saito
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