ラッキークラフトのスキート・リース、
素晴らしい年間総合成績でシーズンを終える

ディープ、ダウンショット、そしてBDS3がこの試合のカギに

ミズーリ州テーブルロック
(2006年9月18日)

バスマスター・エリートシリーズの初シーズンは、11戦目で最終戦となった今週のテーブルロック戦で幕を閉じた。

Bassmaster Elite Series Power Index
 
02th. SKEET REESE
 
07th. KELLY JORDON
 
08th. GERALD SWINDLE
 
40th. TAKAHIRO OMORI
 
77th. JOE THOMAS
   
 
>>>スキート・リース
 

大半のアングラーが水深30フィート以上を釣っていたが、ラッキークラフトのスキート・リースは全く違う方法で成功を収めた。プラクティスの最初はディープのストラクチャーを釣っていたが、リースはそのパターンにあまり自信が持てなかった。プラクティス最終日に少し釣り方を変え、上流に行って初日トップウェイトを持ち込むことになるスポットを見つけた。

「ベイトフィッシュがたくさんいて、少し水が濁ったエリアを見つけたんだ。一流しで2匹釣れた。ディープの釣りよりも僕のスタイルに合っているから、そのエリアに惹かれた。上流はシャローでのパワーフィッシングで、それが僕には良かったんだ。」

 

 


 
 

初日が終わり、リースは15ポンド10オンスのトータルウェイトで1位にいた。リースはラッキークラフト・ファットCB BDS3を駆使して、この試合で成功した。

BDS3のチャートリュースシャッドで賞金をゲットできた。スタンプも、レイダウンも、ロックも、とにかくカバーを釣った。水深2~6フィートを釣って、キーパーは全てBDS3でキャッチした。」

BDS3を7フィートのグラスロッドに20ポンドのモノフィラメントラインで投げ、リースは初日5匹のキーパーをウェイインすることができた。スローな釣りではなく、彼はBDS3のとても速いリトリーブでスタンプの側を攻め、カバーからのリアクションバイトを誘発した。リースによると、彼が釣っていたエリアにはたくさんのギザードシャッドがいて、BDS 3を周りのストラクチャーにバウンスさせると魚が食いついてくると言う。

2日目がスタートし、コンディションが変わったとリースは言う。風が強くなり、魚は定位置に付かず、ベイトフィッシュも上がってこなかった。彼はキーエリアに戻ったが、3匹のキーパーしかウェイインできず、7ポンド8オンスで4位に後退した。

 

 

 


 

3日目・最終日も2日目と同じ状況で、リースは2日間共に2匹ずつのキーパーをウェイイン。3日目の5ポンド5オンスで8位タイとなり、優勝を懸けて最終日を釣ることとなった。しかし最終日の朝には雨が降り、リースは2匹で6ポンド2オンスと、4日間のトータルウェイトを34ポンド9オンスとして10位となった。リースは初日のヘビーウェイト賞と、最終日のビッグバス賞(4ポンド6オンス)も獲得した。

エリート戦で4回のトップ12入りと、メジャー戦で1度トップ6入りし、総合的に今シーズンにはかなり満足している。

「この試合をトップ10でフィニッシュできて嬉しいよ。アングラーオブザイヤーを獲るまでは完全に満足はしないけど、凄くいいシーズンだった。」

 

 

 

 
>>>大森貴洋
 

トップ20に入賞したのは、ラッキークラフトの大森貴洋だ。同じラッキークラフト・プロスタッフのケリー・ジョーダンからのアドバイスのお陰で、プラクティスでパターンを見つけることが出来た大森は、クラッシック出場に必要な順位でフィニッシュすることが出来た。

「プラクティスの最初の2日間はキーパーがなかなか釣れなかった。ラージマウスを狙っていたけれど、最初の2日間でたった1匹しかキーパーが釣れなかった。2日目のプラクティスの後、ケリー(・ジョーダン)と話したら、ディープにツインテールグラブを投げてスモールマウスとスポッテッドバスを狙った方がいいと教えてくれた。プラクティスの最終日それを試して4匹キーパーを釣ったから、彼のアドバイスが僕を救ってくれたんだ。」

 

 

ジョーダンのアドバイスで大森は初日12ポンド7オンスを釣り、7位でスタートした。

「初日、僕はメインレイクの岬にあるブッシュのアウトサイドで、スモールマウスを3匹とスポッテッドバスを2匹キャッチした。そこは水深40フィートぐらいで、グラブをブッシュのアウトサイドエッジにキャストして、そこから引いててくる。そうやって全部釣ったんだ。」

今シーズンは素晴らしいスタートを切ったものの、シーズンの終盤は少し調子を崩した。大森はトップ25に入り、クラッシック出場を決めるという目標だけを考えてテーブルロック戦に臨んだ。そして彼は、3日間のトータルウェイト23ポンド4オンスで、その目標を達成した。

 

「春のシャローの釣りが得意だから、前半戦は調子が良かった。ここで上位に入らないとクラッシックへの出場権が獲れないと分かっていたから、それが叶ってとても嬉しいよ。」

「この長いシーズンを通して僕をサポートしてくれたラッキークラフトには感謝している。クラッシックで会おう。」

 


 
>>>Kelly Jordon
 
 

大森のすぐ下の21位でフィニッシュしたのは、彼にアドバイスをしたケリー・ジョーダンだった。しかし彼は大森にしたアドバイスとは違う釣りをした。自分でも驚いたが、この試合ではダウンショットが自分にはベストだと判断したのだ。

「プラクティスではパターンを絞り込もうとしたんだ。この試合で優勝するにはダウンショットで釣らなくてはいけないと分かっていたけれど、それは僕の釣りじゃない。他の方法で釣ろうとしたけれど、何も上手くいかなかった。結局ずっとダウンショットをすることになってしまったんだ。」

この試合ではほとんどのアングラーがそうしたように、ジョーダンも魚探を駆使して水深30~40フィートでほとんどの魚を釣った。

「ダウンショットをしているときには、魚探でサイトフィッシングしているんだ。魚探に魚が映ったら、ルアーを魚の目の前に落とす。魚探に自分のルアーも映るから、後は魚がバイトすることを願うだけだ。でも今回は100匹ぐらいルアーに近づいてきたのにバイトはしなかった。」

 

 

 
 

 

ジョーダンは初日に2匹、2日目に3匹をウェイインし、37位につけた。最終日に進むためには、3日目に猛チャージを掛けなければならない。リミットメイクが難しいこの試合で、ジョーダンは3日目に11ポンド11オンスのリミットをウェイインした。

12名のカットには足りなかったが、ジョーダンはこの試合結果にとても満足している。

「笑いが止まらないよ。別の方法でキャッチしようとプラクティスの大半を使ったのに、一番ストロングなパターンはダウンショットだった。この試合ではキーパーを釣るのが難しかったから、3日目に5匹持ってこれたのは良かった。」

「僕のシーズンは全体的に凄く良かった。トーナメントで優勝できる年は素晴らしい年だし、クラッシックへの出場権を獲れたのも本当に良かった。」

 

 


 
>>>ジェラルド・スウィンドル

 

ラッキークラフトのジェラルド・スウィンドルは違う気持ちでテーブルロックにやってきた。彼は家を出る前からディープで釣ると分かっていた。昨年ブッシュ・シュートアウトでテーブルロックを釣った際に上位入賞したため、彼はかなりの自信を持って、この最終戦に臨んだ。

「3日間のプラクティスは全部ディープに使った。水深20フィート以下には一度もキャストしなかった。プラクティスの3日目にはエリアを絞り込んだ。バイトを得るには、水中で絶壁が終わるところがキーだと分かったんだ。ドロップオフの天辺は水深約40フィートで、それが約100フィートまで落ちる。そういう場所に僕は一番自信を持っていた。」

ジョーダンと同様、スウィンドルもディープでのダウンショットをやり続けた。同じパターンで釣り続け、スウィンドルはたくさんの魚を釣ったが、15インチの魚は釣れないようだった。

 

 

「テレビゲームをしているようだった。魚の目の前にルアーを落として少し動かす。全部が魚探に映るんだ。魚は朝、落ち込みの端にいて、夕方には落ち込みの上にいたりする。小さく回って釣ればよかったんだ。」

スウィンドルが釣っていたのは水深約65~70フィートあったかもしれないが、ブッシュは25~30フィートぐらいの高さだった。スウィンドルはブッシュの真上を釣っていたと言う。彼は14~14.5インチの魚はたくさん釣ったが、15インチのバスは彼を避けていたようだ。

 

 

いつもはいい成績を出すレイクなだけに、スウィンドルにとっては少し苛々させられる試合となった。ここでの60位という成績は不本意なものだったが、総合的には今シーズンに満足している。

「今年が成功だったことは確かだ。ポイント争いも良かったし、今シーズンの釣りは素晴らしかった。たくさん魚が釣れるレイクもいくつかあったし、今年はトップウォーター、シャロー、ディープと色々な釣りができて、僕は好きだった。実力を何度も試されたり、今年はみんなにとって当たり年だったと思う。」


 

 
>>>ジョー・トーマス
 

ラッキークラフトのプロ、ジョー・トーマスも、他の皆と同様、ディープの釣りをしようとテーブルロックにやって来た。いつも振り返って見るとよく分かるが、十分な深さを釣らなかったんじゃないかと思っている。

「この試合はタフだった。自信が持てるパターンが見つからなかった。プラクティスでは水深約18~20フィートをジグで釣って、いいスモールマウスを2匹キャッチした。それで釣れると思い込んでしまった。みんな水深約40フィートを釣っていたことが後で分かった。」

困惑していたのはトーマスだけではなく、初日には多くのアングラーがノーフィッシュとなった。トップ50に入るには、ビッグウェイトが必要だと分かっていた彼は、気合を入れて2日目に臨んだ。トーマスは他のみんなを避けて上流へ向かった。それが功を奏してラージマウスを6~7匹釣ったが、ボートにはキーパー1匹しか入れることができなかった。

 

 

「今日僕はワームをトレーラーにしたジグで釣った。クリークの河口にある小さな絶壁の岬にキャストしていた。午後風が出てきてからはスピナーベイトで2匹釣ったけれど、15インチにはちょっと足りなかった。」

15インチのリミットに悩まされ、苛々させられたのはトーマスだけではなかった。しかし彼は立ち上がり、埃を払って、2007年をいいシーズンにするための準備に取り掛かるつもりだ。

「苛々させられた試合だった。いい調子で普通のシーズンにしたかったけれど、そういう年じゃなかったようだ。冬の間に整理して、来年に向けて準備するよ。」

 

 

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