スウィンドル、バスマスターアメリカンで3位獲得
ラッキークラフトプロ5名全員がトップ30フィニッシュ
Bassmaster Elite Series Power Index
 
09th. SKEET REESE
 
13th. GERALD SWINDLE
 
18th. KELLY JORDON
 
25th. TAKAHIRO OMORI
 
68th. JOE THOMAS

 
 

ノースキャロライナ州レイク・ワイリー(2006年7月31日)

ノースキャロライナ州のレイク・ワイリーが今年2戦目のバスマスターメジャートーナメントの開催地となり、世界のベストアングラー達が25万ドルの賞金を懸けて戦った。

この『バスマスターアメリカン』は、フェデレーションからバスマスタークラッシックにクオリファイして優勝した唯一のアングラー、ブライアン・カーチェルの生涯と成果を称えるものだ。カーチェルは最下位でフィニッシュした翌年、1994年のクラッシックで優勝した。今回のトーナメントは、クラッシック優勝から5ヶ月後に飛行機事故のために若くしてこの世を去ったカーチェルを記念して行われた。

厳しいコンディションの中、初日と2日目は55名のアングラー達がレイク・ワイリーで戦った。アングラーオブザイヤーのポイントには関係ないが、努力のし甲斐のある賞金額だ。38℃を超える猛暑とタフな釣りという状況で、2日目のウェイイン後55名から12名にカットされた。ウェイトは0に戻され、トップ12アングラー達は3日目、6ホールのコースを釣り、誰にも優勝のチャンスがあった。ラッキークラフトプロでは、ジェラルド・スウィンドル、ケリー・ジョーダン、大森貴洋の3名がトップ12入りし3日目に進んだ。


 
>>>ジェラルド・スウィンドル
 

2日目のエキサイティングなウェイインを終え、トップ12からスーパー6に絞られた。スウィンドルは2位で最終日を迎え、ラッキークラフトプロの中で唯一6ホールコースを再び釣ることとなった。

スウィンドルは数ではなく、クオリティフィッシュがカギになると分かっていた。

「自分のゲームプランに沿ってシャローを釣った。ラッキークラフト・G-スプラッシュを投げて、トリックワームとセンコーをボートドックにフリップした。バイトは多くなかった。1日5匹キーパーをキャッチするチャンスしか来ないだろうと分かっていて、本当にそうだった。精神的に一番厳しいトーナメントだったと思う。」

 
 

3日目に10ポンド7オンスを釣り、スウィンドルは優勝を狙うことにした。

「優勝を狙えると思ったんだ。そういう時僕は、飲んだり食べたりしない。とにかく集中力が切れないようにしていて、今まで一番疲れた。」

スウィンドルは素晴らしい試合をしたが、最終日に1匹バラし、3位フィニッシュと優勝には少し届かなかった。

「優勝したのと同じ様な試合だったと思う。ただ優勝賞金をもらえなかっただけ。これだけ一生懸命に釣って優勝できないと辛いね。」

「いい一週間だったけれど、とてもがっかりしている。優勝できるまでやり続ける。優勝しそうになる度にすごくがっかりするよ。そういう経験から何かプラスになることを見つけるようにしているけれど、優勝に手が届きそうで届かないのは辛いよ。」

スウィンドルは過去に何度も優勝を逃してきた。彼はメリーランド州ポトマック・リバーでの次のエリート戦を楽しみにしており、そこでいい成績が出せることを願っている。

「アングラーオブザイヤーのポイントを気にしながらポトマック・リバー戦に臨むことになる。そのことばかり考えて集中力を欠かないようにしないと。ポトマックでは何度か試合をしたことがあるし、良く釣れていた。だから楽しみだ。」

 
>>>大森貴洋
 


ラッキークラフトの大森貴洋にとってはとても惜しい試合となった。初日の結果は思わしくなかったが、大森は2日目に猛チャージをかけトップ12入りし、25万ドルを懸けた6ホールコースを釣れることになった。

「いい試合だった。2年前、ここでクラッシック優勝した時は僕のキャリア上最高の試合だった。今回釣っていたエリアはクラッシックの時に釣っていたエリアの近くだったけれど、今回はもっとプレッシャーが高かった。レイダウンや岬にクランクベイトを投げていたんだ。」

 

大森は2004年、レイク・ワイリーでバスマスタークラッシックチャンピオンとなっており、この試合でも大人気だった。しかしタフな3日間を終え、大森はジェイソン・クインとタイで、最終日に進める最後のスポットである6位になった。タイの場合、アングラーオブザイヤーポイントでの上位者にそのスポットが与えられることになっており、そのプロはジェイソン・クインだった。大森はたった1オンス差でスーパー6を逃したのだ。

「かなりの接戦だった。魚がどこに居るか分かるのが少し遅かった。」

大森が優勝した時と今回では、釣れ方が大きく違ったと彼は感じた。

「2年前のクラッシックの時は水位がもっと高くて、もっとマッディーだった。今週は水がクリアで僕のフィッシングスタイルには合わない。6ホールコースを回るから、今日は違う釣り方をしなくちゃいけなくなって、5匹持ち込むのに一生懸命だった。すごく大変だったよ。時季とボートが多かったせいもあって、今回のコースは今までで一番タフだったんじゃないかな。」

大森は3日目を8ポンド6オンスの6位タイで終え、ポトマックでは違う結果が出ることを望んでいる。

「ポトマックでは何度も試合をしたことがあるし、成績も良かった。楽しみだよ。」

 
>>>ケリー・ジョーダン

 

10位でフィニッシュしたのは、ラッキークラフトのケリー・ジョーダンで、彼はスーパー6を数オンス差で逃した。初日・2日目と高ウェイトを出し、ジョーダンは6ホールコースを釣るのを楽しみにしていたが、それは思ったより難しいことだった。

「トーナメント自体はプラクティスよりずっとタフだった。初日は満足のいく結果で、3日目に残れたことは素晴らしいことだった。残れたらいいなと思っていたんだけれど、コースではもっと釣れると思っていた。魚の食いがあまり良くなかった。」

3日目のちょっとしたトラブルのお陰で、ジョーダンはスーパー6に残ることができなかった。

「この試合ではみんな魚をバラシていたけれど、僕は今日までバラしていなかった。なのに今日は3匹バラした。しかも大きいのを3匹だ。それが釣れていたら2位につけていただろう。首位には3ポンドぐらい足りないかもしれないが、明日釣ることは出来ていた。辛いけれど、これが釣りだ。」

 

 


ジョーダンは最終日に残りたくてたまらなかったが、全体的にはいい試合だったと思っている。

「カットに入れたときは、いい試合だってことだ。今回はトップ10だ。一生懸命に釣って、負けないぐらいのバイトはあった。しょうがないよ。」

ジョーダンもメリーランドに移動し、ポトマック・リバーでのエリート戦に挑む。彼もそれが楽しみだ。

「ポトマックで釣ったことがあるし、成績も良かった。でもタイドウォーターを釣るのが得意な方じゃない。ポトマックではタイドを釣らなくちゃいけないけれど、まだ完璧に理解していない。でもウィードに魚がたくさんいる。ポトマックではいいサイズを釣らないとダメなんだ。6月に行った時には1日30匹のキーパーが釣れたけれど、4ポンドフィッシュはなかなか見つからなかった。8月はそれよりもっとタフになると聞いている。とにかく行って釣るしかない。楽しみだね。」

 
>>>スキート・リース
 

カリフォルニア出身のスキート・リースは初日、5匹のリミットで12ポンドを持ち込み、上位につけた。しかし2日目、リースは3匹で4ポンド4オンスと、トップ12には手が届かなかった。

「プラクティスではブルーギルのベッドを狙っていて、水深2フィート以下で大半の魚を釣った。ラッキークラフト・ガンフィッシュ(クリアレーザーゴースト)をそこに投げるだけで魚が丸飲みする。簡単過ぎるぐらいだった。」

「今日は何も上手く行かなかった。湖の水位が下がって、僕の釣りに悪影響が出たことは分かっている。水位が6インチ下がって、魚はディープにあるウッドやレイダウン、ボートドックに落ちた。でも僕はそういうところをちゃんと狙わなかった。岸際の魚を狙い続けたんだ。プラクティスで良かったエリアがあって、初日は魚が多かったけれど、今日入ったらみんな居なくなっていた。」

 

レイク・ワイリーはまあまあのサイズの湖だが、リースは普通より少し小さいと感じた。

「6ホールコース(最初の2日間はオフリミット)のせいもあったけれど、更にブルーギルのパターンを見つけたアングラーが多かったせいで湖が狭くなっていた。プラクティスの最初の2日間は僕が回っていたエリアには誰も居なかったから、プラクティスの終わりの方でそのパターンを見つけたんだと思う。試合初日、僕が釣っていたポケットはもう他のアングラーが釣った後だった。」

他のエリートプロと共に、リースはシーズンが終わるまでにあと2試合を残している。色々な目標を胸に、リースはポトマックに臨む。

「ポトマックに関しては少し緊張している。トップ50に入ればクラッシックがほぼ確定するんだ。テーブルロックの前に決着をつける必要があるから、それが僕の一番身近な目標だ。テーブルロックまで行くと、がっかりする人達がたくさん出てくる。そこまでいくと大変だから、メリーランドで決着をつける必要があるんだ。クラッシックが決まったら、次はトップ12入りしてポイントスタンディングで上位に戻ることが目標だ。ポトマックでの前回とその前の試合ではかなりいい成績を出したけれど、今回どうなるかは分からないからね。」

 

 

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