JBトップ50 第4戦 がまかつCUP
~篠塚亮・フィールドリポート 広島県 弥栄ダム11月02日(金)~11月04日(日)~

タックル1<キャロライナリグ>

タックル2<根こリグ>

■ ルアー

レインズ4インチキックリンガー*ブルーギル(レイン) +キロフック#1+レインズTGスリップシンカー3/8オンス(レイン)

レインズ4.8インチスワンプジュニア*ベイトフィッシュスペシャル(レイン)+モスキート#1+TGネイルシンカー1/16オンス(レイン)

■ ロッド

プロト68M(スミス)

プロト64パワーフィネス(スミス)

■ リール

T.D.ジリオン100SHL

ルビアス2004

■ ライン

スーパーFCスナイパー12ポンド+10ポンド(サンライン)

キャスタウェイ12ポンド(サンライン)

 

---トップ50第5戦弥栄ダム…とはいえ、第4戦旭川ダムが中止となったため、実質上の第4戦となった今大会(11月2~4日開催)。今季初のエレキ限定戦ということで、これまでの試合とは勝手が違ったと思います。まずはプリプラクティスの模様からお話し下さい。

「プリプラには3日間入りました。エレキ戦はエンジン戦と違って、機動力も考慮に入れなければならないんで、エリアを3つに分けて1日1エリアを探って行きました」

   

---2つの川筋(小瀬川、三和方面)、そして本湖の3エリアですね。

「はい。どのエリアも数は釣れたんです。初めてのフィールドだったんでじっくりと釣るのではなく、流しながら釣って行ったにも関わらず、各日10尾以上だったんです。サイズは300~400グラムがアベレージで、最大で550グラムかな? 特大サイズは釣れなかったんですけど、まずまずの手応えでしたね」

 

---どのエリアをどんな釣り方で?

「小瀬川と本湖は比較的アベレージサイズが大きかったので、この2エリアに絞れるかなという感じでしたね。ルアーはベビーシャッドで何尾か獲ったんですけど、水深が深めの場所に魚が多いことがわかったんでワームの方が効率がよかったですね」

   

---「水深が深め」とはどのくらい?

「6~10メートルがメインです。この水深に魚が多くて、反応も良かったですね。シャローにも活性の高いのがいればシャッドで獲れたんですけど、いかんせん数が少ない。実際、でかいのはシャローで釣ってる人が多かったんですよ。でも、確率を考えると自ずとディープ狙いになっていきましたね。その水深にあるフラット、立ち木で反応が良かったんで、水深と障害物を頼りにいろんな場所を探して行きました」

 

---そして2日間の直前プラクティスへと。状況の変化は?

「水温は大きく下がってましたね。それまでイージーに釣れてた魚の反応も悪くなって、なかなか食わなくなってました。プリプラでメインに使ってたのがベイトタックルでのキャロライナリグだったんですけど、徐々にスピニングでの根こリグが良くなって来たんです。やはり選手によるプレッシャーなんでしょうね」

   

---湖が比較的小さいせいか、たとえエレキ戦であろうと50人の国内最高峰選手が湖に出ればプレッシャーは高まりますよね。

「湖の大小に関わらず、それは毎戦実感しますね。で、プラ初日はプリプラ同様に6~10メートルのフラットでやってみたんですけど、3~4尾しか釣れなかったんです…。『魚が動いたのかな?』と一瞬魚を見失ってしまいましたね…。『翌日は必ず見つけないとマズい!』と」

   

---そしてプラ2日目。魚の居場所は見つかった?

「フラットではなく、斜面のキツい場所、つまりは急深な場所をやってみようと。するとポロポロと釣れ始めたんですよ! ルアーはベイトのキャロ。立ち木が絡む場所なんで、やはりベイトじゃないと難しかったんですね。根こリグも使ってみたんですけど、一発でかいのかけて立ち木に巻かれて…その悔しい思いもあって。ただ『立ち木にでかいのはいる!』ってことは収穫でしたね」

 

---これで「水深6~10メートル」「急深」「立ち木」という3つの要素が決まったと。

「その後キャロで同様の立ち木を探しに行ったら1キロくらいのが釣れたんですよ。これで立ち木がいいことを確信したんです。『もうやり込むのはやめよう』と思ったんですけど…。その後カメラマンさんと合流していいとこ見せようって思ったワケじゃないんですけど、また1200グラムのいい魚を釣っちゃったんですよ(笑)。釣り過ぎちゃいましたけど、魚がどんどん入って来れば問題ないなと」

   
---釣り方は具体的にどんな?

「立ち木エリアなんでベイトタックルは必須です。水中にある立ち木のムコウ側へ投げてリフトしたら、立ち木に絡めながら中層を引いて来る感じです。プレッシャーが高くなことは想像できたんで、PE ラインのスピニングタックルも用意しました。これなら小さなルアーを使って魚を掛けても立ち木に巻かれることはないだろうと。結果的には上位選手と同じ釣り方でしたね」

   

---狙い方は間違っていなかったと。水深についても上位選手の間では「8メートルがキー」だったとも言われていました。

「確かにそうでしたね。この時期、その水深が一番魚影が濃いんです。水温下がって最初に落ちるのが8メートルなんですよ。で、低水温になった時や、秋のターンオーバーの時に魚は障害物に付くんです。だから、立ち木に付いてるんだろうなと。ただ立ち木エリアはそんなに多くなかったんですよね。3日間戦うにはちょっと厳しい感じもしましたが、やるしかない。水温は下がっていってたんで、魚はどんどん入って来る可能性はあったんで、勝負しました」

 

---そして本戦初日。どんな展開に?

「まずは小瀬川中流域の岬状に張り出したエリアへ入りました。前日に1200グラムを釣った場所ですね。キャロで2尾獲ったんですけど、ウェイトは300グラムちょい…でかいのは釣れなかったんですよ。PE のスピニングで立ち木の真ん中に根こリグをバーチカルに落として中層でシェイクすると1尾。でも、たとえPE でも獲れない魚は多いんですよ…。だから、できるだけベイトを使って、フォローでPE のスピニングを使って行きました」

   

---初日は2268グラムで14位。まずまずの出足でした!

「何か所か回って12時にリミットメイクして2キロちょい。前日に2尾の1キロを釣った本湖の立ち木エリアに移動して400グラムを入れ替えてこのウェイト。全部で8~9尾は釣ったと思います。この日は立ち木を狙ってる選手はほとんどいなかったんで、やり放題撃ち放題でしたね(笑)」

 

---2日目は曇り気味だった初日に対して、早朝は霧に包まれるも日中は晴天。天候の変化は影響した?

「今考えると、この日、魚はボトムに沈んでたんでしょうね…。ところが僕はプラからずっと中層狙いだったんです…。朝は苦しみましたね。10時までに300グラムが2尾だけで…。でも、その後、いつ出るかと思っていた念願のキロアップが獲れたんですよ!」

 

---その魚は何時に? どこで? どのルアーで?

「11時過ぎでしたね。小瀬川下流側の立ち木です。使ったのはキャロでした。…でも、この日釣れたのはこれだけです…。巻かれて切られたり、立ち木狙いの選手が増えてプレッシャーは高まったりで…。周りの選手は釣れてましたね。彼らはきっとボトムを狙ってたんです。僕はそこに気づけなかったのが心残りです…」

   

---2日間の予選の結果は15位で決勝進出! 3日目の結果次第では、まだマクれる順位です!

「2日目が終わって『釣り方を変えなきゃ』とは思ってたんです。ただ釣りのリズムを大きく変えるのは難しかったんです。だから、狙う立ち木エリアを他の選手がわかりにくい場所に変えて挑もうと。そうすればプレッシャーも低くなるだろうと考えたんです」

 

---わかりにくい場所とは?

「例えば、魚探に映らないような立ち木とか、岩盤の上の方を見上げて木が生えていれば水中にも立ち木はあるだろうと予想した場所とか。…でも、魚はそれほどストックされてなかったんですよね。だからといって、前日までの立ち木エリアは選手が集中してプレッシャーは高くなってるし…。結果的にその立ち木を狙ってる選手は最終日みんなコケましたね。優勝した神谷(勇紀)クンだけは前日よりウェイトを落としたもののそこそこ釣って逃げ切った感じでしたね」

 
   

---最終日は2尾610グラム。結果は22位でした。

「初日終わった時点では『イケるかも!』と思って、仲間に電話したりしたんですけど『そーいう時オマエはダメなんだよな』って言われて…その通りになっちゃいましたね(笑)。2日目に魚がボトムへ落ちたことを理解していれば、もう少し上へイケたんですけどね…うーん、修行がまだ足りません」

 
   

---年間順位は18位。'08クラシックへの出場権は20位以内です!

「最終戦を外さなければ、きっと! 次回はいいお話ができるようにがんばります!(笑)」

   
文:近藤圭一 写真:市川喜栄
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