JBトップ50 第3戦 ベイトブレスCUP
~篠塚亮・フィールドリポート 長野県 野尻湖 9月7日(金) - 9日(日) ~

タックル1<キャロライナリグ>

タックル2<ダウンショットリグ>

■ ルアー

レインズスワンプマイクロ*グリーンパンプキン or タイニーBホッグ*モエビ or タイニーレインズホッグ*モエビ+タングステンスリップンシンカー1/16オンス(以上、レイ ン)+ワーム326スモール#14

レインズスワンプマイクロ*グリーンパンプキン+タングステンダウンショットシンカー1/16オンス(以上、レイン)+ワーム326スモール#14

■ ロッド

ストラテジーツアラーSTS-65DS/SUL(スミス)

ストラテジーツアラーSTS-510DS/FS(スミス)

■ リール

ルビアス2004

ルビアス2004

■ ライン

スーパー・FCスナイパー3ポンド+同2ポンド*1.5メートル(サンライン)

スーパーFCスナイパー2ポンド(サンライン)*リーダーは80センチ

 

---TOP50第3戦長野・野尻湖では、見事6位入賞!5位とは同ポイントでしたが、重量ポイント差で惜しくも表彰台は寸止め…実に惜しい!!

初の表彰台を狙ってたんですが、力及ばず…ホント悔しいです…。ただ、年間暫定順位を34位から20位まで上げることができたんで、ココからさらに上げて行きたいですね。なぜなら20位内は来春のクラシック出場権が獲得できますんで

   
 

---残る2戦での大いなる活躍を期待してますよ! では、プリプラクティスの模様から。

この時点では全然釣れてなかったんですよね…。プリプラには4日間入ったんですけど、1日当たり2尾程度。あ、1日だけ雨が降った日があったんですけど、その日だけは6尾釣れました。最初は琵琶島の内側(=南側)でラージマウスを探しました。8月中、つまり夏だったんで、桟橋下のシェードにラージが付いてたんですよ。1200グラムが釣れたり、500グラムクラスならけっこう釣れたんで、スモールマウスとは別にこういうパターンもアリかなと。ただ、試合中に必ず獲れるかというと、そうでもない。プレッシャーが高くなることは必至なんで、あくまでもサブのパターンと考えておきました

---一方、メインとなるスモールマウスはどんなパターンで?どこを攻めても釣れなかったんですよね…。

どこを攻めても釣れなかったんですよね…。攻めた場所の地形はフラットがメインで、いろんなエリアを狙ったんですけど。プリプラの初日に、前戦の桧原湖戦でも使ったポインター65DDのキャロライナリグでジャークしてる時に釣れたんです。で、コレもアリかなと思ったんですけど、翌2日目にWebTVの撮影で一日投げまくった結果、回収中に1尾バイトがあったもののバレてしまって…。こんなこともあるんだなと、泣く泣くこのパターンは封印しました…

 
 

---試合中に同様のリグを使って、上位入賞した選手もいましたが。

確かに。プラから試合までずっと使ってる選手も多かったですね。その破壊力が大きいことは十分にわかってるんです。けど、何かキモがあったんだと思うんです。僕にはそれが見つからなかった。だから、このリグにこだわるより新たなパターンを探したんです

---その新たなパターンとは?

プリプラ3日目から使った、ワームのキャロライナとダウンショットです。フラットや岬を探っていきました。魚探を見ると、中層に浮いてる魚が多かったんですよ。コレがなかなか食ってくれないし、食わせづらい。たまにベイトフィッシュを追ってる画像が見えることもあるんですけど、結局、魚の動きは今イチ掴めてない状態でプリプラを終えましたね

   
 

---試合直前のプラクティスまでの2週間でどんな対策を考えた?

やはり『あの浮いた魚をどう食わせるか』ですね。それと『試合で使う場所をどこにすべきか』。最低でも2~3か所は持っておかないと、試合3日間を戦うことができませんからね

   
 

---直前プラで、解決策は?

数は少ないながらも何とか釣れるのはフラットだということがわかりました。特に、琵琶島周辺は魚影がやや濃いイメージができましたね。琵琶島の東側を狙う選手は多かったんです。でも、内側は少ない。桟橋に付いたラージを狙うパターンと共に、スモールは沖のフラットを狙うパターンも琵琶島の内側でこなせそうだなと。ただ、中層の浮いてる魚を獲るのはやはり難しくて…。打開策として、ボトムをスローかつ一定に釣ることで、魚を獲る方法を見つけることができたんで幸いでした

---具体的にはどんな釣り方ですか?小さなワームを使ったキャロライナリグのドラッギングです。

小さなワームを使ったキャロライナリグのドラッギングです。他の選手はわりと重いシンカーを使っていたようですけど、僕は軽めの1/16オンス。水深は6~8メートルを狙っていたんで、とてもボトムを感じることができるような重さではないんですけど、ごくスローに狙うなら何とか『コツッ』とか感じることができたんです。エレキのスピードはずっと1で、風が吹いている時は流されながらというくらいの超スローですね。若干底質が硬い場所で反応がよかったように思います

   
 

---お膳立てが揃ったところで、試合本戦初日へ…と、その前に。試合前日から初日にかけては、関東地方を台風9号が直撃しました! 長野県へと続く高速道路は大雨によって通行止めとなる程の状態でしたが、野尻湖では?

後に聞いた話ですけど、関東は大変だったらしいですよね! でも、野尻湖は長野県でも最北部にあって、台風のコースからは外れていたみたいなんです。試合前日は若干、南東の風が吹いてましたけど、雨はそんなに降らず、まさか台風が来てるとは思えないような天候でしたよ

   
 

---初日は意外にも、雨模様ながら無風状態。滞りなく、試合はスタートしました。

まずは桟橋のラージ狙い。見えてるんですけど、全然食わない。その沖のフラットを狙っても全然ダメでもうどうしようかと…。で、別のエリアで探していたラージを狙いに行くことにしたんです。シースピリット周辺にあるコンクリートの桟橋の先端です。ノーシンカーで距離をとって狙うと、これが釣れたんですよ! 900グラムが!!

---幸先のいいスタートですね!

前評判では『今戦は5尾のリミットを揃えるのは難しいだろう』と。予選で1日当たり1500~2000グラムを持ち込めば、3日目の決勝進出(予選30位内)はカタイとも言われたんです。だから、900グラムを獲った時点で『スモールのアベレージサイズをあと2尾獲れば、決勝に残れる』と精神的に余裕ができたんです。ところが…この日、周りが予想以上に釣れてたんですよ

   
 

---前日までとは異なり、野尻湖はいきなり釣れる湖へと変化した?

そうなんです。台風の接近で気圧が低下したせいなんでしょうか? でも、初日は既に通過後ですから、どう説明がつくのか…。とにかく初日は釣れる湖に変わってたんですよ。1尾目のラージを釣った後、他の選手の様子を見ると、既にリミットを揃えてる選手も多いことに気づいたんです。試合開始から1時間しか経っていなかったんですけど…急に焦り出しましたね(笑)

---2尾目以降はどんな展開で?

シースピリット沖のフラットを、キャロのドラッギングで狙って200数十グラムを釣った後、菅川に行ったんですけど釣れず。再びシースピリット沖に戻って、同じくキャロで500グラム。これで3尾目ですけど、この時既に12時。周りはリミットを揃えて入れ替えを始めているというのに、僕には釣れず、その後14時までそのままで…

---初日、2日目は帰着が15時。残り1時間でどう挽回を?

琵琶島の内側に戻ったんです。桟橋ではなくフラット狙いです。朝イチも入った一応メインの場所なんで。ただ朝はボトムにバスがいなかったのが気がかりで…。ところが、着いて魚探を見ると、バスがボトムに映ってるんですよ!

   
 

---午後になってチャンス到来!

すかさずシューティングです。といっても、ボトムにバスが映ったら通過してから後ろへキャロを投げて沈めて、そしてドラッギングという方法です。スピードは超スローで、アクションは一切ナシ。名付けるなら『半シューティング』ですかね(笑)。するとすぐさま350グラムが獲れたんですよ。『あと1尾でリミット達成!』と思ったら、またすぐに900グラムのスモール! もうホントに手が震えちゃいましたよー!!(笑)

---帰着寸前に劇的な展開が待っていた!

心を落ち着けるためにリグを結び直して『5尾は揃ったんだ。落ち着け』と自分に言い聞かせて、入れ替えを目指したんです。するとこれがまた360グラムが獲れて、朝イチに獲った200グラム台と入れ替え。『3キロは獲ったな』と。この時点で14時半。わずか30分の間でしたけど、ホントいろいろなことがありました

---初日の結果は3008グラム。単日8位とまずまずの出足です!

この日わかったのが、スモールは太陽が昇ると中層からボトムへと下がるということ。朝イチは中層に浮いて獲りにくかった魚が、午後にはボトムに下がって、自分の釣りで食わせることができる。これなら帰着時間の早い最終日はともかく、2日目も何とかなるだろうと自信を持って翌日へ進むことができましたね

---そして2日目。戦略は万全の状態でスタートとなりました。

…不思議なんですけど…この日のことはあまり覚えてないんですよね、初日のイメージが強過ぎて(笑)。朝は曇って軽く雨も降ったような…で、1~2尾釣って、やはり昼くらいから釣れ始めて…釣り方は琵琶島の内側で半シューティング。あ、そう言えば、午後になって、同じエリアにいた選手が僕とは別のワーム、アクションで釣れ始めたんですよ。結局、それまでは自分だけで独占してたエリアですけど、ほぼ自分だけでプレッシャーをかけてたワケですから、釣れているとはいえ他のリグ、ワームも使った方がいいんだなと。コレで3日目に繋げようと考えつつ、この日は終了しましたね

   
 

---2712グラムで単日9位。予選は4位で、決勝へと!

最終日はもう琵琶島の内側1か所に絞りました。試合時間が13時帰着と短いし、このエリアに自信を持っていたのもあったし、もうココしかないと。終始このエリアをドラッギングで行ったり来たり。で、この日はなぜか朝の早い時間に釣れたんです。前日まではタイニーレインズホッグを使ったキャロだったんですけど、この日はタイニーBホッグに替えてみたのが正解だったんでしょうか。700グラムを手にして『ヨシ! イケる!!』と。さらにすぐに、レインズスワンプマイクロのダウンショットで800グラムが釣れて、別のリグも試してみるもんだなと。周りを見ると釣れてる選手は少ないし、この時点で1500グラムは超えてるし、自分は昼からさらに釣れるという自信もあったし、『お立ち台は確定かな』と。でも、この後が…

   
 
---何があったんでしょう?
最終日は前日に比べて、このエリアに選手が増えたんですよね…。前日までは自分だけだったから釣れたってのもあると思うんです。不運にも自分には釣れず、他の選手にばかり釣れる…結局、それ以降アタリがなくなったんですよ
---とはいえ、1854グラムで単日14位。大きく順位は落とさない結果でした。

でも、寸止めの6位…。お立ち台に残れると思ってたんですけど、この日は南東の風が吹いたんでシースピリット沖が釣れてたんですよね…そういう誤算もあって…。総合順位は5位と同ポイントでしたが、重量負け…。最後に1尾でも釣れていれば…まぁ、今さら言っても仕方がないんですけど…。次戦以降を見ていて下さい。この借りはいつか、きっと!!

   
文:近藤圭一 写真:市川喜栄
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