JB 霞ヶ浦シリーズ第2戦優勝
~篠塚亮・フィールドリポート 霞ヶ浦シリーズ 6月8日(日)~

みなさん、こんにちは。ラッキークラフトプロスタッフの篠塚です。
僕は今年JBのトップ50と霞ヶ浦シリーズにエントリーしており、6月8日に行われた霞ヶ浦シリーズ第2戦で優勝することができましたので、今回はその様子をレポートします。

 
プリプラクティスは大会前週に1日、練習を兼ねて地元のクラブチーム「レイカーズ」のトーナメントに参加することにした。

状況としては、魚はアフタースポーンから回復してきており、痩せた体型ながらも場所、釣り方を合わせられれば割と簡単に口を使う感じで、また前の週から雨の日が多くエリアによっては濁りが入っており、濁ったエリアと濁りのないエリアの境目が良いように感じた。
ただ、例年であればスポーニングを終えた個体はショアラインから沖目に移動していく動きが見られ、スポーニングエリアのやや沖にある杭などの縦ストラクチャーや浚渫で反応が得られるのだが、今回は全くそういった場所は無反応だった。
狙いをショアラインに絞り、水の色と障害物の存在を確認しながらプロトモデルのラバージグでチェックしていき、クラブトーナメントは4本4㎏を釣り、3位という結果だった。

 
印象的だったのは普段良く釣れる水深のあるシャローよりも、底が見えるほどの極めて浅い場所で釣れたこと。他にも上位入賞者で同じような浅い場所で釣った人がおり、ひとつのキーになるのではないかと思えた。

大会前日のプラクティスでは、魚影は濃いが優勝を狙えるグッドサイズの出にくい北利根川と、大会会場から近い本湖東岸は人が多くプレッシャーが高くなると予想して見切り、エリアを本湖南~西側に絞った。
数日前に台風の影響による降雨があり、前週よりも濁りの入っているエリアが広がっていることを確認。試しに杭エリアをチェックしてノーバイト。その後水の良いエリアを探して移動していき、美浦や牛渡といった西浦への入り口にあたるエリアの状況が良いように感じた。
期待していたシャローは僅かな減水と風によって底荒れしてしまっていた影響か、反応が得られなかったため釣り方には迷いが生じたが、また明日対応しようと考えた。

 
迎えた大会当日、スタート後迷わず美浦エリアのアシに向かい、約50メートルほどのストレッチを流していく。場所によってはエレキを擦るぐらいに浅く、普通ならばキャストする気も起きないようなアシなのだが、流れてきた木の枝が引っ掛かっているスポットや、まばらになったアシの根のシェード部分にバスが身を潜めていると信じて、自身でデザインしたワーム、レインズホッグのライトテキサスリグを丁寧に撃っていく。

一流し目はノーバイトだったが、本命スポットなのでもう一度流し直してすぐに1本目900gをキャッチ。この1尾で激シャローパターンが通用するという自信を持ち、1日迷わず撃ち続けることを決めた。
基本的には数の釣れる釣りではないので、1エリア1尾と考えて移動していく。次に向かったのは対岸の牛渡エリアのドック周辺。鋼矢板の外側を狙っていると幸運にも内側を泳いでいるバスを発見!しかもこちらには気付いていない様子。マッディウォーターの霞ヶ浦ではなかなかバスを目視できることは少ないので、興奮しながらテキサスを投げるとバスの姿が消えた。逃げた!?と一瞬思ったが、少し離れた場所で頭をぶんぶん振っているバスを再発見。と同時に生命感がロッドに伝わる。すかさずフッキングし、鋼矢板にラインを擦られながらもボート上にバスを抜き上げることに成功。と同時にラインが切れた。ラッキーも重なり早い時間に2本目750gをキャッチでき、メンタル的にも余裕が持てた。

 
続いて近くにあったボートドックの壁とそれに続く石積み堤防を撃っていく。すると石積み先端でバイトを得るが、フッキングはすっぽ抜けてしまう。普段ミスバイトのあった場所へ再キャストしても、もう釣れないことも多いが、また食うかもしれないと思い10分ほど時間を空けて同スポットへ、今度は一口でルアー全体を吸い込めるようスモールラバージグでアプローチ。すると嬉しいことに再バイト。今度はフッキングに成功し、難無くネットインした3本目は1kg超のグッドサイズだった。

10時前にして2800g超をキープし、この時点で表彰台は確実と思い少し安心してしまったが、ここまでの幸運続きの展開で自分に流れというか、追い風が吹いている感じがあり、もしかすると今回は優勝のチャンスが回ってきているのでは?と思えたのと同時に、過去に同じ霞ヶ浦の試合で3200gを釣りながらも3位に終わってしまったことも思い出し、このチャンスを逃さないためにも更にウェイトアップするべく
「750gを1kg以上の魚に入れ替えて、3kgにしよう。そうすれば優勝の可能性が出てくるかもしれない。」
と、気を引き締めた。

 
そして小移動をして、ボートドック脇にアシのあるスポットへ。他のアングラーに流された後だったが、自分の狙っている激浅な場所は攻められていないだろうと思い、気にせずライトテキサスをキャストする。アシ帯を端の方まで流すと水深が浅すぎて、限界まで上げてセッティングしていたエレキが底に引っ掛かってしまうほどだったが、さらにその浅い側にあるアシの根の影にアプローチする。

自分でも 「さすがに浅すぎるかなー?」 と思ったが、そこで予想外のバイト。
フッキングすると浅いので魚体がギラリと光る。速攻でボートに抜き上げる途中、空中をバスが舞っている瞬間に魚のデカさにちょっとビビったが、無事ランディング成功!
1200g超のグッドサイズをキャッチ!
思わず 「うぉぉぉー!!!!」 と絶叫してしまった。
心の中で・・・。

750gと入れ替えて、これでウェイトは約3200g。出来すぎの内容に勝利を意識せずにはいられなかった。
その後も移動を繰り返し攻め続けたがバイトは得られず、会場桟橋へのボート係留に時間が掛かる為、早目の帰着をした。

 
実際にはこの時点では入れ替えの魚しか重さを量っていなかったので、3kgぐらいだと思っていたのだがウェイインしてみると3230gと、思っていたよりもウェイトがあった。
そして、表彰式で優勝のコールを受け、プロ戦では初めての表彰台の真ん中に立つことが出来た。

22歳でプロ登録をして、7年目にしてやっと掴んだ優勝でした。
これまでにも何度かチャンスが巡ってきたことがありましたが、自分の力の無さで逃してしまっていました。
今回、勝つことが出来たのは自分自身の成長と、それをサポートしてくれた方々の力があったからだと思います。

この優勝をきっかけに、これからも好成績を出せるよう頑張りますので、みなさん応援よろしくお願いします!

文&写真: 篠塚 亮
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