JBトップ50 第5戦 エバーグリーンCUP
~篠塚亮・フィールドリポート 兵庫県生野銀山湖 11月16日(金)~11月18日(日)~

<シャロー用・ジャークベイト>

<ディープ用・ダウンショットリグ>

■ ルアー

ポインター65SP(ラッキークラフト)

レインズ2.5インチGテールサターン(レイン)+モスキート#1+レインズTGダウンショットシンカー3/32オンス(レイン)

■ ロッド

ザ・ストラテジー ツアラーSTS-60LR(スミス)

ザ・ストラテジー ツアラーSTS-510DS/FS(スミス)

■ リール

ルビアス2004

ルビアス2004

■ ライン

スーパーFCスナイパー3ポンド(サンライン)

スーパーFCスナイパー3ポンド(サンライン)

 

---第4戦旭川ダム(10月5~7日予定)が減水のため中止。代替戦として浮上したのが、実質上の最終戦となる生野銀山湖(11月16~18日)。第5戦弥栄ダム(11月2~4日)からわずか2週間後の開催となりましたが、十分なプラクティスはできましたか?

「今回の代替戦に際して、特にルール変更はなかったんで、通常通りに試合2週間前からオフリミット。そのため、プリプラクティスは弥栄ダム戦の直前プラの前に行わなければならず、何だかいつもと調子がくるっちゃいましたね(笑)」

   

---生野銀山湖を見た後に、弥栄ダムの直前プラへ? なるほど、確かにリズムが変わりますね…。

「日程の都合もあって、プリプラは1日だけ。ポインター65SPを使って湖を一周回ってみました。初めての湖なんですけど、場所をしっかりと調べる時間もなく、湖岸線を見ながら回るだけでしたね。初めての湖でこれだけでは、ちょっとキツかったかな…」

   

---生野銀山湖の印象は?

「まず小さい湖だなと。一日で周囲をほぼ一周できるワケですから。それと『浅い場所に魚は多いんだな』って思いました。ポインター65SPにけっこう魚が追って来たんですよね。ボートを流しながら、岸に向かってナナメ前方へとキャスト。水深1メートルくらいをトゥイッチで誘ってみた結果です。でも、経験上、試合になるとプレッシャーで魚はシャローから姿を消すことは予想できたんで『シャローはメインパターンにはならないだろう』とも考えましたね」

---TOP50という国内最高峰の舞台はプリプラの結果がそのまま生きるようなことはない?

「ですね。それはいつものことで、参戦2年目ともなればさすがに気付きますよ(笑)。湖全体を見た感じでは上流域に魚が多いかなと。まぁ、選手も多くなることは予想できましたけど。特に、黒川の出会い橋周辺から本湖へ向かって広がっていくエリアですね。魚の数が多いとはいえ、他の湖に比べたら少ないですよ。アベレージは300グラムで、1尾の価値が大きな湖なんだなと思いましたね」

   

---そして直前プラへと。

「湖を見ると水位が減ってたんですよね。それにかなり寒かった。だから、シャローにはもう魚はいなくてディープに落ちているだろうと予想したんです。…でも、シャローから見ていくべきでしたね。試合ではシャローにいなくなるのが普通なんですけど、結果的にいる場所にはいたんですよね…」

---誤算だったと。では、どんなディープを見ていった?

「前戦弥栄ダムの考え方を引きずってて、水深6~10メートルのディープがいいのかなと。まずはソレを頭に入れて、場所も調べながら釣っていきました。何せプリプラは1日だけでしたからね。黒川の上流から下りながら場所を見ていって、本湖へと広がっていく辺りの岸沿いに水没した立ち木があったんです。そこでベビーシャッドのキャロライナリグをドラッギング」

   

---使うルアーは異なりますけど、「立ち木」に「キャロ」という点では弥栄ダムでの戦略と同じでしたね。

「そうなんです。標高の高いリザーバーであることを考えると、似た感じなのかなと。水深8メートルの立ち木に掛けて外れた瞬間にバイトがあって1尾キャッチ。300グラムくらいです。でも、この後何をやっても釣れませんでしたね」

---直前プラ初日は1尾のみ。このフィールドの厳しさを痛感…。

「プラ2日目もいろんなことをやったんですけど、何をやっても釣れず…。やっと1尾釣ったんですけど、終了間際で…。本湖寄りの水深10メートルの立ち木です。ダウンショットを落とし込んで、ボトムに着けてロングシェイク。まるで弥栄ダムの復習ですよね? 『オレが狙う場所は立ち木しかないのか?』とも思いましたよ(笑)」

   

---狙うレンジは弥栄ダム戦時は中層でしたが、秋も深まったということで生野銀山湖ではボトムへと移動したという読みですね。そして試合初日へと。

「日程の都合もあって、プリプラは1日だけ。ポインター65SPを使って湖を一周回ってみました。初めての湖なんですけど、場所をしっかりと調べる時間もなく、湖岸線を見ながら回るだけでしたね。初めての湖でこれだけでは、ちょっとキツかったかな…」

---プリプラで全域をチェックした釣り方が、試合で生きた?

「けっこう魚が追って来たんですよ! 雨も降って来て『こりゃイケるかな』とも思ったんですけど、1尾掛けたもののバラシ…コレはホントに悔しかった!」

   

---惜しかったですね! 試合結果を見ると、初日はノーフィッシュだったようですが…。

「いや、実は1尾獲ってるんですよ。その後、さらに上がって、出会い橋周辺のガレ場へ。水深7メートルくらいです。そこで帰着1時間前の14時くらいに300グラムを獲ったんです。で、ライブウェルに入れて釣りを続けてたんですけど、何度も魚が暴れてる音がしたんですね。生きてるかどうか心配なんでフタを開けてのぞいて見たんです。何回目かにのぞいた時、魚がライブウェル内のホースとカベの間に挟まっちゃってたんですよ。だから、外してあげようとしたら、ジャンプして…。上面にはネットが張ってあるのに、ちょっと隙間からうまい具合に飛び出して湖へオートリリース…。帰着寸前のことで、取り返しのつかないことになってしまいました…」

---うわ! それは不運な…。2日目は一気に挽回を図らないと!

「そうなんですよね。ノーフィッシュの多い試合でしたから、1日目がゼロでも2日目にビッグウェイトを持ってくれば予選は通過できたんです。けど、そんなに甘くなかったですね…。朝イチに、また法道谷へ入ったんです。天気はよかったんで、立ち木のシェードに付いているに違いないと思ったんですけど、ダメでしたね。で、上流に行って、前日に釣ったがレ場で11時くらいに1尾釣っただけで終了しました…」

   

---ただでさえ1尾の価値が高い湖ですけど、トーナメントともなるとさらにその価値は高まりますね。

「今回はTOP50参戦2年目の僕にとって初めての経験でしたから、代替戦って。そこで調子がくるっちゃったのかな…。来年以降はもうこんなことがないように、対応して行きますよ」

---年間成績は30位。来季のTOP50参戦権を獲得しました!

「30位内のギリギリ通過ですけどね(笑)。20位内という’08クラシック出場権は逃してしまいましたけど、参戦3年目となる来季こそ必ず獲得したいと思います!」

   

---2年間のTOP50参戦で得て来たモノは大きいと思いますが。

「初めての湖が毎年2~3か所あるんで、ちょっとキツかったですね…。でも、まぁ、プラクティスの方法もわかってきたんで、今後は慌てることはないと思います。プリプラはあまり魚を釣らずに場所を調べ、直前プラではライブな魚の動きを把握していくことが基本ですね。3日間という長丁場の試合にもストレスなく挑めるようになって来ましたし。ただ、試合地での宿探しやバッテリーの充電手配などは最初の頃は一番大変でしたね。釣り以外の部分でなぜこんなにストレスが溜まるのかと思いましたよ(笑)」

---(笑)。一年間おつかれさまでした。では、最後に来季への抱負を一言!

「今年は本来得意なはずの桧原湖戦(40位)で大ハズシしてしまって…来季も開催予定だと聞いてるんで、もう1回リセットして本来の戦い振りを見ていただきたいと思っています。目標は全戦予選突破。そして、今年は寸止めだった表彰台の獲得(野尻湖戦6位)。願わくば、チャンピオンを…言い過ぎですか?(笑)」

   
文:近藤圭一 写真:市川喜栄
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